情報種別:海外安全情報(広域情報)
本情報は2014年12月26日に失効しました。

ギニア、リベリア、シエラレオネ及びナイジェリア他におけるエボラ出血熱の発生状況(その4)

2014年08月07日
1.ギニア、同国と国境を接するリベリア及びシエラレオネにおいて、エボラ出血熱が流行しています。また、ナイジェリアでは、リベリアからの輸入感染症例の患者を治療していた医療従事者の感染例が報告されています。リベリアは、8月6日、エボラ出血熱の流行が国家の安全保障に対する驚異となっているとして、90日間の非常事態宣言を発出しました。また、シエラレオネでも、7月30日以降、非常事態宣言が発出されています。
(1)WHOの発表では、8月4日現在、ギニア、リベリア、シエラレオネ及びナイジェリアの4か国における感染者数の合計は、8月2日以降4日までの新規感染報告108人、死亡報告45人を含め、累計で、死亡者932人を含む1,711人(感染確定:1,070人、可能性例:436人、疑い例:205人)となっています。
各国の累計感染者数は以下のとおりです。
・ギニア
 死亡363人を含む495人(感染確定:351人、可能性例:133人、疑い例:11人)
・リベリア
 死亡282人を含む516人(感染確定:143人、可能性例:252人、疑い例:121人)
・シエラレオネ
 死亡286人を含む691人(感染確定:576人、可能性例:49人、疑い例:66人)
・ナイジェリア
     死亡1人を含む9人(感染確定:0人、可能性例:2人、疑い例:7人)
(2)また、サウジアラビア保健省は6日、シエラレオネから帰国した男性1名について、エボラ出血熱感染疑いがあるため隔離措置を行い、治療中であることを公表し,その後、死亡したと発表しました。
2.(1)上記の国に渡航予定・滞在中の方は、現地日本大使館等(リベリア及びシエラレオネについては在ガーナ日本国大使館が兼轄)から最新の関連情報を入手するとともに、以下2.を参考に、感染者が発生している地域に近付かない、野生動物の肉(Bush meatやジビエと称されるもの)を食さないなど、エボラ出血熱の感染予防を心がけてください。
(2)複数の航空会社が、エボラ出血熱が流行している地域との間の便を停止するとの発表を行っています。今後、同様の動きが広がり、流行地域へとの交通手段が限られる可能性がありますのでご注意ください。
3.エボラ出血熱について
(1)エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす、致死率が非常に高い極めて危険な感染症です。
 患者の血液、分泌物、排泄物などに直接触れた際、皮膚の傷口などからウイルスが侵入することで感染します。感染の拡大は、家族や医療従事者が患者を看護する際、あるいは葬儀の際に遺体に接する際に引き起こされることが報告されています。
 予防のためのワクチンは存在せず、治療は対症療法のみとなります。潜伏期間は2日から21日(通常は7日程度)で、発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・食欲不振などに始まり、嘔吐・下痢・腹痛などの症状があります。更に悪化すると、皮膚や口腔・鼻腔・消化管など全身に出血傾向がみられ、死に至ります。
 エボラウイルスの感染力は必ずしも強くないため、アルコール消毒や石けんなどを使用した十分な手洗いを行うとともに、エボラ出血熱の患者(疑い含む)・遺体・血液・嘔吐物・体液に、直接触れないようにすることが重要です。
(2)エボラ出血熱は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において、一類感染症に指定されています。
(関係法令)感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10HO114.html
・エボラ出血熱流行国への渡航歴があり、エボラ出血熱に感染の疑いがある人は、日本入国の際に、日本人、外国人にかかわらず、検疫法に基づく隔離措置が行われます。
(関係法令)検疫法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S26/S26HO201.html

(参考情報)
 ○厚生労働省検疫所/FORTH:「西アフリカでエボラ出血熱が発生しています」
 http://www.forth.go.jp/news/2014/04231037.html
○国立感染症研究所:「エボラ出血熱とは」
 http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/342-ebora-intro.html
 ○国際保健機構(WHO):Ebola virus Desease(英文)
○WHO:International travel and health:2014 Ebola Virus Desease(EVD) Outbreak in West Africa(英文)
http://who.int/ith/updates/2014021/en/
 ○WHO African Region:EPR Outbreak News(英文)
http://www.afro.who.int/en/clusters-a-programmes/dpc/epidemic-a-pandemic-alert-and-response/outbreak-news/
○シエラレオネ保健省Facebookページ:Ministry of Health and Sanitation, Sierra Leone(英文)
https://www.facebook.com/pages/Ministry-of-Health-and-Sanitation-Sierra-Leone/281064805403702

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
        (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)
○在ギニア日本国大使館
  住所:Ambassade du Japon en Guinee, Landreah Port, Corniche Nord,
     Commune de Dixinn, Conakry, Republique de Guinee.
     郵便物宛先:B.P.895, Conakry, Republique de Guinee.
  電話:628-6838-38~41
     国外からは(国番号224)628-6838-38~41
  FAX:(衛星電話コード870)782-500-815(インマルサット)
  ホームページ:http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/
 ○在ガーナ日本国大使館(リベリア及びシエラレオネを管轄)
  住所:Fifth Avenue, West Cantonments Accra, Ghana
  電話:(市外局番030)2765060、2765061
     国外からは(国番号233)30-2765060、2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
  国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:http://www.gh.emb-japan.go.jp/j/
 ○在ナイジェリア日本国大使館
  住所:No.9, Bobo Street (off Gana Street), Maitama, Abuja, F.C.T., Nigeria
  電話:(市外局番09)461-2713/2714、3289/90
     国外からは(国番号234)9-461-2713/2714、3289/90
  FAX:(衛星電話コード870)782-255-541(インマルサット)
  ホームページ:http://www.ng.emb-japan.go.jp/j/
○在サウジアラビア日本国大使館
  住所:A-11 Diplomatic Quarter, Riyadh, Saudi Arabia
      (P.O. Box 4095)
  電話: (011) 488-1100
     国外からは(国番号001-966-11)488-1100
  FAX: (011) 488-0189
     国外からは(国番号001-966-11)488-0189
  ホームページ:http://www.ksa.emb-japan.go.jp/j/index.htm
 ○在ジッダ日本国総領事館
  住所:Al-Islam St. No.32. Jeddah, 21431, Saudi Arabia
  電話: (966-2) 667-0676
  FAX : (966-2) 667-0373
  ホームページ: http://www.jeddah.ksa.emb-japan.go.jp/

(以上)