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テロ・誘拐情勢

2017年01月20日

1.概況
(1)近年、ベナンでのテロ事件の発生は確認されていません。
(2)他方、ベナンは、国境警備が脆弱であり、隣国の影響を受けやすい状況にあります。北部で国境を接するブルキナファソ,ニジェール及びナイジェリアにおいてテロや誘拐が発生しており,こうした国からベナンへ武装組織が潜入・潜伏する危険性が指摘されています。
(3)2013年に平和維持貢献のためにマリ・バマコに,また,2015年1月よりテロ対策としてナイジェリアにそれぞれ国軍兵士を派遣しています。ベナンは国内のテロ対策を強化していますが,報復テロ発生の可能性は否定できません。2015年11月、フランス・パリで発生した連続テロ事件を受け、治安当局はフランス権益関連施設に人員を配備し、更なる警戒強化に努めています。

2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
1.概況のとおり。

3.誘拐事件の発生状況
 2012年にトーゴ国境付近で発生したナイジェリア人による米国人の誘拐事件,2013年にナイジェリア国境付近で発生したベナン人の誘拐未遂事件以降、近年では、外国人又はベナン人を狙った誘拐事件の発生は確認されていません。しかしながら、ベナンの治安当局による犯罪統計が作成されておらず、誘拐事件等の発生が認知されていない可能性もあるため、引き続き十分な注意が必要です。ベナン北部,特にドゥブルベ国立公園周辺において、武装集団による外国人誘拐の危険性が指摘されています。

4.日本人・日本権益に対する脅威
 現在のところ、ベナンでは、日本人及び日本権益に対する脅威は確認されていません。しかしながら、近年、シリア、チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や、パリ、ブリュッセル、イスタンブール、ジャカルタ等でテロ事件が発生しています。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人・日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件の被害に遭う恐れもあります。このような情勢を十分に認識して、誘拐、脅迫、テロ等に遭わないよう、また、巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるように心がけてください。


(注記)
 「テロ」については国際的に確立された定義は存在していませんが、一般には、特定の主義主張に基づき、国家等にその受け入れを強要し、又は社会に恐怖等を与える目的で行われる人の殺傷行為等をいうものとされています。本情報は、このようないわゆる「テロ」に該当するか否かにかかわらず、外務省が、報道等の情報等に基づき、海外に渡航・滞在される邦人の方々の安全確保のための参考資料として編集したものであり、本資料の掲載内容がそのまま外務省の政策的な立場や認識を反映するものではありません。