情報種別:海外安全情報(スポット情報)
本情報は2016年05月25日現在有効です。

黄熱予防接種等について(2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック開催中にブラジルへ渡航予定の方へ)

2016年02月18日
 現在外務省では,ブラジルをはじめとする中南米等の国・地域に対して、ジカウイルス感染症に関する感染症危険情報を発出し、渡航・滞在の際の注意喚起を行っておりますが、ブラジルでは、ジカウイルスを媒介する蚊の一つであるネッタイシマカが媒介する黄熱にも注意が必要です。黄熱の予防接種が必要な地域に渡航される方には早期に予防接種を実施することが重要となりますので、リオデジャネイロ・オリンピック及びパラリンピック開催中にブラジル訪問をご予定の方は、本スポット情報もあわせて参照してください。
○参考
 感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊婦及び妊娠予定の方は特にご注意ください。)
 http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T028#ad-image-0

1 ブラジルへの渡航に伴う黄熱予防接種の推奨
(1)2016年8月5日から同21日までリオデジャネイロにおいてオリンピックが、また、同年9月7日から同18日までパラリンピックが開催される予定です。ブラジルの一部の地域では,黄熱の予防接種が推奨されるため、オリンピック・パラリンピックへの出場,観戦などで同国への渡航を予定している方は、渡航地域により、早めに黄熱の予防接種を受けることをお勧めします。イグアスの滝、ブラジリア、ベロオリゾンテ、マナウスは、世界保健機関(WHO)による黄熱ワクチン推奨地域となっています。リオデジャネイロ単独の渡航では,黄熱の感染リスクはありません。流行地域等の詳細については、以下の厚生労働省検疫所のホームページより確認してください。
○参考
 厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ:
 「オリンピック・パラリンピックでブラジルへ渡航される方へ」
 http://www.forth.go.jp/news/2016/02051708.html
 「黄熱に注意しましょう!」
 http://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html
(2)ブラジルでは、入国時に黄熱の予防接種国際証明書(イエローカード)の提示を求められませんが、流行地域に渡航する際には、接種を推奨しています。また、一部の国では、ブラジルからの入国者に対してイエローカードの提示を求める国がありますので、渡航先及び経由する国における接種の必要性の有無を確認するなど、早めの準備を心がけてください。
(3)黄熱の予防接種は、イエローカードの発行を伴うため、日本国内では指定された全国24か所の施設以外では接種することができません。接種は予約制で、渡航ピーク時には予約が取れないこともありますので、接種が必要な場合には、早めに予約するようご注意ください。また、アレルギーや病気療養中、妊娠中の方などは、接種ができない場合もありますので、詳しくは最寄りの接種機関に相談してください。
 ○参考:黄熱ワクチン接種を行っている機関
 http://www.forth.go.jp/news/item/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%88%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%A9%EF%BC%892.pdf
(4)黄熱の予防接種証明書は、接種10日後から10年間有効です。また、 黄熱ワクチンは生ワクチンなので、別のワクチンを接種する際には、27日以上の間隔を置く必要があります。黄熱以外の渡航者用ワクチンを適切に接種するためには、余裕をもって、計画的に接種するように心がけてください。

2 黄熱について
(1)感染源等
 黄熱は、黄熱ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ)を媒介として伝播される、急性感染症です。熱帯アフリカと南アメリカで患者の発生が報告されています。ヒトからヒトへの感染はありません。
(2)症状
 黄熱ウイルスを保有した蚊に刺されて感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は、3~6日で,定型的な症状としては,突然の発熱,頭痛,背痛,嘔吐が特徴です。病気が進行すると蛋白尿が現れ,重篤な乏尿がしばしば起こります。早期から白血球減少があり、第5病日のころが最も著しく、出血症状として鼻出血や吐血などが見られます。通常、第7病日から治癒に向かい、致命率は5~10%ですが、重篤な場合には50%にも達し、ウイルス性出血熱の病態を示します。
(3)治療方法
 現在までに、黄熱に有効な対処治療薬はなく、脱水、呼吸不全、発熱に対する支持療法があるだけです。
(4)予防
 黄熱予防接種は1回の予防接種で黄熱に対し十分な免疫が獲得され,終生免疫を獲得することができます。ワクチンにより接種した人の99%が30日以内に効果のある免疫を得ます。

3 その他の感染症
 黄熱と同様に蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)が媒介とするその他の感染症(ジカウイルス感染症及びデング熱など)も発生しており、注意が必要です。特にジカウイルス感染症については、最新の小頭症等の発症の急増との関連が疑われているため、外務省では、ブラジルを含む中南米地域等の流行国・地域を対象に感染症危険情報を発出し、妊娠中又は妊娠予定の方は、流行国・地域への滞在を控えるように呼びかけています。詳しくは以下をあわせて参照してください。
 http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp#widearea

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
        (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)
○在ブラジル日本国大使館
 電話:(市外局番61)3442-4200
  国外からは(国番号55)-61-3442-4200
 ホームページ:http://www.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html
○在ベレン領事事務所
 電話:(市外局番91) 3249-3344
  国外からは(国番号55)-91-3249-3344
 ホームページ:http://www.belem.br.emb-japan.go.jp/pt/jp/index.html
○在レシフェ領事事務所
 電話:(市外局番81)3207-0190
  国外からは(国番号55)-81-3207-0190
 ホームページ:http://www.br.emb-japan.go.jp/nihongo/recife.html
○在サンパウロ日本国総領事館
 電話:(市外局番11)3254-0100
  国外からは(国番号55)-11-3254-0100
 ホームページ:http://www.sp.br.emb-japan.go.jp/jp/index.htm
○在リオデジャネイロ日本国総領事館
 電話:(市外局番21)3461-9595
  国外からは(国番号55)-21-3461-9595
 ホームページ:http://www.rio.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html
○在クリチバ日本国総領事館
 電話:(市外局番41) 3322-4919
  国外からは(国番号55)-41-3322-4919
 ホームページ:http://www.curitiba.br.emb-japan.go.jp/index_j.html
○在ポルトアレグレ領事事務所
 電話:(市外局番51) 3334-1299
  国外からは(国番号55)-51-3334-1299
 ホームページ:http://www.curitiba.br.emb-japan.go.jp/poa_j.html
○在マナウス日本国総領事館
 電話:(市外局番92) 3232-2000
  国外からは(国番号55)-92-3232-2000
 ホームページ:http://www.manaus.br.emb-japan.go.jp/