情報種別:海外安全情報(スポット情報)
本情報は2015年06月24日に失効しました。

中国・広東省:デング熱の流行に関する注意喚起

2014年10月06日
1.中国・広東省におけるデング熱の流行
 中国・広東省衛生計画委員会の発表によると、広東省におけるデング熱感染者の報告が急増しています。
 7月に広州市で流行し始めたデング熱ですが、9月14日には広東省全体で1,165人、19日には4,800人、22日には6,089人、25日には8,241人、30日には13,449人と、日を追うに従い感染患者が増えています。
 感染報告の多い地区は, 広州市(患者数11,309人、2人死亡の報告あり。越秀区、白雲区、海珠区、茘湾区、番禺区、南沙区)、仏山市(1人死亡の報告あり、南海区、順徳区)、中山市、江門市、珠海市、東莞市などで、広東省内の陽光市を除く全ての市で患者が確認されています。
 広東省では、例年、7月から11月にかけデング熱患者が発生しますが、今年の患者数は既に、過去最多であった1995年の5,300人を超えました。

 つきましては中国・広東省への渡航・滞在を予定されている方は,最新の関連情報を入手するとともに,下記2.(4)の予防対策をとることをお勧めします。

2.デング熱について
(1)感染源
 デング熱はデングウイルス(フラビウイルス属で1~4型まである)を持つ蚊(ネッタイシマカ,ヒトスジシマカ等)に刺されることで感染します。感染は必ず蚊が媒介し,人から人への直接感染はありません。一度かかると免疫ができますが,異なった型のデングウイルスに感染した場合は再発症します。デング熱を媒介する蚊の活動はマラリアを媒介するハマダラカと異なり,夜明け少し前から日暮れまでの間(特に朝と夕方)です。ただし室内にいる蚊は,夜間でも刺すことがあるので注意する必要があります。
(2)症状
 デングウイルスを保有した蚊に刺されて(感染)から発症するまでの期間(潜伏期)は,普通4~7日です。症状は,急激な発熱(38~40度)で始まり,頭痛(一般的に目の奥(眼窩)の痛み),関節痛,筋肉痛,眼窩痛,倦怠感を伴います。発熱は4~8日間継続し,痒みを伴ったハシカ様の発疹が,熱の下がる頃に胸部や四肢に広がることがあります。また,食欲不振,全身倦怠感は1~2週間続き,血小板が減少した例では,鼻出血,歯肉からの出血,生理出血の過多を見ることもあります。通常,これらのデング熱の症状は1~2週で快復し,後遺症を伴うことはほとんどありません。デングウイルスに感染しても症状の出現しない例(不顕性感染)も多いようですが,その頻度については不明です。通常,症状が現れてから自然快癒するまでの期間は7日間前後です。
(3)治療方法 
デング熱には特効薬がなく,一般に対症療法が行われます。特別な治療を行わなくても重症に至らない場合が多く,死亡率は1パーセント以下であると言われています。ただし,時折デング出血熱という重篤な病気に至ることがあります。デング出血熱は,口や鼻等の粘膜からの出血を伴い,死亡率の低いデング熱と異なり,通常でも10パーセント前後,適切な手当がなされない場合には,40~50パーセントが死亡すると言われています。デング出血熱は発熱して2~7日してから発症することが多いようですが,デング熱にかかった人がデング出血熱になるかどうかは事前に予測ができません(大人よりも小児に多発する傾向があります)。発熱が3日以上続いた場合は,医療機関への受診をお勧めします。また,デング熱感染が疑われる場合には,鎮痛解熱剤にはアセトアミノフェンを使用し,アスピリン系の使用は避けてください。
(4)予防方法
 デング熱には予防接種も予防薬もなく,蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。デング熱発生地域に旅行を予定されている方は,デング熱を媒介するネッタイシマカ,ヒトスジシマカ等が古タイヤの溝などのわずかな水たまりで繁殖するため都市部でも多くみられることを念頭に置き,次の点に十分注意の上,感染の予防に努めてください。
●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし,肌の露出した部分には昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。
●室内においても,電気蚊取り器,蚊取り線香や殺虫剤,蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
●規則正しい生活と十分な睡眠,栄養をとることで抵抗力をつける。
●突然の高熱や頭痛,関節痛や筋肉痛,発疹等が現れた場合には,デング熱を疑って,直ちに専門医師の診断を受ける。

○参考情報: 
 在外公館医務官情報 「各論3 デング熱」
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/kakuron03.html
 厚生労働省検疫所(FORTH) 感染症についての情報「デング熱」
 http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name33.html
 国立感染症研究所 「デング熱」
 http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ta/dengue.html


(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
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 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
           (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地在外公館連絡先)
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  住所:広州市環市東路368号花園大厦
  電話:83343009(代表),83343090(領事・査証)
    国外からは(国番号86)-20-83343009,83343090(領事・査証)
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    国外からは(国番号86)-20-8333-8972(代表)、83883583(領事・査証)
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