ウガンダ | Uganda > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.ウガンダでは、スリ、ひったくり、銀行や両替所から出てきたところを襲われる等の事件が多発しているため、これら軽犯罪について十分注意する必要があります。また、夜間は徒歩での外出を控え、車両を使用して移動するようにしてください。ただし、バイクタクシーや乗合タクシーでの移動は事故や強盗被害に遭う可能性が高く大変危険ですので利用しないでください。なお、多額の現金所持や高級装飾品(腕時計など)を身に着けることは避けるとともに、人通りの少ない裏通りや暗い場所などを通行しないようにしてください。

2.カンパラ市内では渋滞で停車中の車両や踏切、道の凹凸(バンプ)などで減速した車両のドアを開け、車内の物を強奪する事件が頻繁に発生しています。このため、車両で移動する際は必ずドアをロックし、窓を閉めるなどの対策を励行してください。また、渋滞で停車している車に子供たちが近づき、短時間でライト類やサイドミラー等の部品を取り外し持ち去る事件も多発していますので、十分気をつけてください。

3.夜間、カンパラ市と地方都市を結ぶ幹線道路において武装集団による強盗事件が多発しています。その手口は、道路上に障害物を置き、バスや乗り合いタクシー等が停止又は減速したところを襲撃し、銃器で脅し金品を強奪するものです。このため、カンパラ市から地方都市への夜間の移動は、真にやむを得ない事情がない限り控えてください。

4.エンテベ国際空港において、出迎え者と偽って旅行者を車に連れ込み、強盗・強姦等の凶悪犯罪に及ぶ事件が発生しています。あらかじめ出迎え者の氏名や容姿の特徴を把握しておくなど注意が必要です。

5.シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件をはじめ、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば、日本人、日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識し、誘拐、脅迫、テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。



● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新の情報については、駐日ウガンダ共和国大使館(TEL:03-3462-7107,FAX:03-3462-7108)等に確認してください。)

1.査証(ビザ)
 ウガンダに入国するには査証が必要です。出発前に、日本又は他国にあるウガンダ共和国大使館で査証を取得してください。なお、旅行等の短期滞在であれば、空港及び国境で査証を取得することも可能ですが、事前に取得することをお勧めします。

2.出入国審査
 出入国の際、空港等で出入国カードに必要事項を記入し、パスポートと共に出入国審査官に提出します。現在、ウガンダ入国時にイエローカードの確認はされていませんが、出国時の渡航先によりイエローカードの確認を求められることがありますので、事前に黄熱予防接種を済ませるとともに、イエローカードをパスポートと一緒に所持しておくことをお勧めします。更に、現在西アフリカ諸国で発生しているエボラ出血熱の影響により、エンテベ国際空港では入国審査前に体温検査及び健康状態に関する質問票の提出を義務付けています。
 なお、ウガンダ国内へはポルノ、麻薬、ヘンナ(ミソハギ科の熱帯植物)、偽造品、銃器及び爆発物等の持ち込みは禁止されています。

3.外貨申告
 外貨の持ち込み、持ち出しについて制限はなく、また申告の必要もありません。ただし、多額の現金を所持している場合、不正行為の疑いをかけられるなど、通関時に係官との間でトラブルが生じる可能性も否定できないため、必要以上に現金を持ち歩かないことをお勧めします。
 また、カンパラ市内には銀行や両替所が多数ありますが、地方都市には銀行等が少ないことから、事前に空港又は都市部で現地通貨に両替しておくことをお勧めします。一部のクレジットカード(VISA)では、大手銀行のATMで現地通貨を引き出すことが可能です。



● 滞在時の留意事項


1.滞在許可
 入国時に滞在期間について質問され、それに答えると査証に滞在許可日数が記載されます。観光目的の場合、最大60日間の滞在許可が認められます。なお、滞在許可の延長を希望する場合は、滞在期間が満了する前に入国管理事務所で滞在期間の延長手続きを行うことで、引き続き滞在することが可能です。

2.旅行制限
 外国人旅行者が立入りを禁止又は制限されている地域はありませんが、郊外の道路では、軍や警察による検問が実施されていることがありますので、パスポートを常に携行することをお勧めします。
 特に、ウガンダ北東部(カラモジャ地域)では、家畜強奪のために銃で武装したグループが出没しています。また、山賊行為や部族対立による衝突も多発しています。

3.写真撮影の制限
 軍事施設、大統領公邸、空港、兵士及びデモ現場等を撮影したことで、不審者(デモ参加者)として職務質問を受けることや、場合によって連行されることがあります。その他にも写真撮影を制限している施設・場所等もありますので、撮影する前に制限の有無を確認することをお勧めします。

4.各種取り締まり法規
(1)麻薬
 麻薬の持込み、所持は法律により禁止されています。違反した場合、懲役5年又は罰金200万ウガンダシリング(約8万円)もしくは両刑罰が科せられます。また、再犯者であれば終身刑が科せられます。
(2)不法就労
 不法就労が判明した場合、禁固刑、罰金刑もしくは両刑罰が科せられます。
(3)喫煙
 公の場所での喫煙は、環境保護関連の規則により禁止されています。違反した場合は、罰金刑が科せられます。

5.交通事情
 車両は左側通行です。道路標識は日本とほぼ同じですが十分に整備されておらず、信号機や横断歩道も少なく歩行者の飛び出しが多いため、車両を運転する際は注意が必要です。また、車両優先が慣行となっているため、歩道のない道路の歩行や横断歩道のない場所での道路の横断は非常に危険です。道路環境も劣悪で、首都カンパラの幹線道路でさえも至る所に穴が空いており、雨天の際は道路が冠水し車が立ち往生するなど整備されていません。加えて、車両の整備不良、速度超過、オートバイによる歩道走行、逆走、乗り合いタクシーの強引な割り込みなどを起因とした交通事故が多発しています。
 更に、車両保有者の大半が任意保険に加入していないため、被害に遭っても補償を受けられない場合が殆どですので、自身で保険に加入することを強くお勧めします。

6.レンタカーの利用
 前述のとおりウガンダの交通事情は劣悪なので、レンタカーを利用する際は運転手付きで借りることをお勧めします。また、整備不良の車両を貸し出す業者もいるため、必ず車両点検を実施し、不良箇所が無いことを確認してから借りてください(返却時にトラブルになる場合があります)。なお、レンタカーを自分で運転する場合、ウガンダにおける自賠責保険の補償額は低いので任意保険への加入をお勧めします。

7.交通事故発生時の対応
 原則、警察官が到着するまで車両は移動させないでください(他車の交通の妨げにならない場合)。特に相手がいる場合は現場の保存が重要となることから、安易に車両を移動させると過失を認めたと判断される事や、証拠を隠滅させたと思われる事があるので、その後の事故処理において円滑な処理が行えなくなる可能性があります。他方、車両の移動が必要となった場合は、両者が合意した上で行ってください(可能であれば移動前の状況を写真に撮る)。ただし、野次馬が集まり暴力を受ける可能性があるなど身の危険を感じた場合は、ただちにその場を離れて警察署へ向かってください。なお、負傷者を連れて行くことが可能であれば同乗させ共に行動してください(救護活動を放棄したと思わせない)。

8.その他
(1)首都カンパラでは、道路の中央分離帯が芝生になっている所があります。道路を横断する際に芝生を踏みつけて横断することは違反行為とされており、通常は厳重注意で済みますが、横柄な態度等をとり反省が見られないと判断された場合、罰金を科せられることがありますので注意してください。
(2)過去に迷彩柄の洋服を着用していた外国人が、ウガンダ警察から事情聴取のため一時拘束されるという事がありました。当事者は、入手経路(購入先)や着用目的等の質問を受け不審者ではないと判断され釈放されましたが、ウガンダではテロの脅威が高まっている時や国際会議の開催前など、より厳重な警備態勢が敷かれることがありますので、無用なトラブルに巻き込まれないためにも迷彩柄の洋服の着用を控えることをお勧めします。なお、鞄の中に入れていた場合でも没収されたケースがあります。
(3)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後遅滞なく在ウガンダ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はウガンダを去る(一時的な旅行を除く。)ときは、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届は在留届電子届出システム(ORRネット、http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また、郵送、FAXによっても届出を行うことができますので、その場合は在ウガンダ日本国大使館に送付してください。
また、在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など)についても、現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして、2014年7月1日より、外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録された方は、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので、ぜひ活用してください。



● 風俗、習慣、健康等


1.ウガンダ人の国民性は一般的に穏和であると言われています。しかし、罪を犯した者に対して集団で制裁を加える慣習があり、相手を撲殺することも多々ありますので、そのような場面に遭遇しても興味本位に近寄らないでください。

2.ウガンダでかかりやすい主な病気等は次のとおりです。
(1)マラリア
 ウガンダでは高地を除いた国土の90%が流行地(カンパラ周辺を含む)で、年間を通して全人口の93%が感染の危険にさらされていると言われています。
 マラリアは、マラリア原虫を持ったハマダラ蚊に刺されることで感染します。予防接種はなく、蚊に刺されないようにすることが最大の予防策です。ハマダラ蚊は夕方から明け方の間に吸血行動をとるので、不必要な夜間の外出は控え、外出するときは長袖・長ズボンを着用し、虫除けスプレーを使用するなどの対策が必要です。日没後は窓を閉めるか網戸にし、蚊取り線香や蚊帳を使用してください。
 マラリア原虫は4種類に分類されますが、ウガンダでは最も症状の重い熱帯熱マラリアが大半を占めています。その潜伏期間は7~30日程度で、突然の発熱で発症します。悪寒が強く、頭痛や脱力感、下痢を伴うこともあります。治療が遅れると命に関わることもあります。高熱が出たら、迷うことなくすぐに病院で検査を受けて下さい。
なお、マラリア治療薬を予防的に内服することもあります。予防薬としてはメフロキンなどが使われますが、必ず事前に専門医に相談してください。

(2)住血吸虫症
 住血吸虫はごく小さな糸ミミズのような形態をしており、ウガンダのほとんどの湖沼や河川に生息していると言われています。人への感染経路ですが、これらの水に1分程度手足をつけたり、遊泳することで、皮膚から体内に虫体が侵入します。感染後の急性期症状は皮膚炎や発熱、下痢、倦怠感、血尿等で、放置すると肝硬変や膀胱癌の原因になることもあります。日本ではなかなか診断がつきにくいため、疑わしい症状が認められた場合は現地で検査及び治療を受けることが望ましいと言えます。治療は駆虫薬を内服します。

(3)細菌性消化器疾病
 アメーバ赤痢、サルモネラ、腸チフス、A型肝炎などの細菌やウイルスに汚染された食物を口にすることによって感染します。現地では日常的に発生しており、発熱、嘔吐、下痢、腹痛を主な症状とします。これらの病原体は加熱することによって死滅するため、外食時はきちんと加熱した料理を熱いうちに食べるようにしてください。また、腸チフス、A型肝炎などは、ワクチン接種による予防が可能です。

(4)蝿蛆(ようそ)症、スナノミ症
 蝿蛆症とは、洗濯物を屋外に干した際に蝿(ハエ)がその洗濯物に卵を産みつけ、衣類の上で卵がかえって蛆(ウジ)になり、その衣類を身につけることで蛆が皮膚から浸入して生じる皮膚炎のことです。予防策は洗濯物を室内に干すか、屋外に干した場合は、必ずアイロンをかけて卵と蛆を殺すようにすることです。
 スナノミは成虫が1㎜程度の大きさで、乾いた砂地に生息しています。その上を裸足で歩くことで足(親指、かかと、爪下部)の皮膚に寄生し、皮内に侵入し、爪囲炎といった炎症を引き起こします。砂地を歩く際には靴を履くようにし、併せて砂の上に寝転がったり、手をつけたりしないようにすることが大切です。

(5)エボラ出血熱、マールブルク出血熱、クリミア・コンゴ出血熱
 いずれもウイルスを病原体とする出血性感染症です。空気感染はしないものの血液など体液を介しての感染力が非常に強く、死亡率も高いことが特徴です。サルなどの動物が感染源と考えられていますが、いまだ特定はされておらず、また治療も対症療法のみで、予防接種もありません。これらの出血熱が発生した際には、発生地域に近づかないことが重要です。

(6)日焼け
 ウガンダは全国土が海抜1000m以上にあるため、気温はさほど高くなくても紫外線は非常に強く、日焼けしやすい環境にあります。長袖、長ズボンを着用したり、日焼け止めを使用するなど、屋外で活動する際には日焼け対策をしっかり行って下さい。

(7)トリパノソーマ症(又はアフリカ睡眠病)
 ツェツェバエ(ハエ)に吸血されることでトリパノソーマ(原虫)に感染することが原因です。主な症状は発熱、頭痛、関節痛で、病状が進行すると睡眠周期が乱れてもうろうとした状態になり、死に至ります。ツェツェバエはカンパラなど都市部を除いた地域の水辺を主な生息地としています。予防策は蝿に咬まれないようにすることです。

(8)狂犬病
狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれたり、皮膚に傷をつけられることで感染します。狂犬病は犬だけでなく、馬やコウモリといった動物からも感染することがありますので、むやみに動物に触れないよう気をつけて下さい。狂犬病を発症した場合は100%死亡するため、もし野生動物に咬まれた場合はすぐに医療機関を受診するようにして下さい。事前に予防接種を受けている場合も医療機関を受診し、追加のワクチン接種が必要かご相談下さい。

(9)その他
 ベスト、黄熱病、西ナイル熱、流行性髄膜炎といった疾患が散発的に発生することがあります。なお、ウガンダはWHOより黄熱病感染国に指定されているため、入国前ないし入国後にイエローカード(予防接種証明書)を取得しておくことをお勧めします。

3.在ウガンダ日本国大使館のホームページの保険医療情報(http://www.ug.emb-japan.go.jp/01jp/03hoken/hoken.html )、世界の医療事情(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/uganda.html )や海外旅行者のための感染症情報(http://www.forth.go.jp/index.html )も参照してください。




● 緊急時の連絡先


◎警察,消防,救急共通:TEL 999又は112

◎在ウガンダ日本国大使館:TEL (256-41)4349542~4
Embassy of Japan
  PLot 8, Kyadondo Road, Nakasero, Kampala, Uganda

*在留邦人向け安全の手引き
現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.ug.emb-japan.go.jp/01jp/02ryoji/anzen_no_tebiki_20140101.pdf )も参照してください。

(問い合わせ先)


○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3680 
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在ウガンダ日本国大使館
  住所:Plot No.8, Kyadondo Road, Nakasero, Kampala, Uganda.
     (P.O.Box 23553 Kampala, Uganda)
  電話:(市外局番041)4349542~4,
   国外からは(国番号256)41-4349542~4
  FAX :(市外局番041)4349547
   国外からは(国番号256)41-4349547
  ホームページ:http://www.ug.emb-japan.go.jp/index_j.htm