フィジー | Fiji > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1. フィジーでは,スリ,ひったくりなどの窃盗,強盗及び性犯罪が多く発生しており,特に暴行・傷害事件等が増加傾向にあります(2016年の犯罪認知件数は約2万件)。また,首都スバ及びその周辺を中心に,ケーンナイフ(サトウキビ伐採用のなた状の大型ナイフ),ピンチバール,鉄棒等で武装した複数人による金融機関,商店,外国人を含む富裕層の住宅をねらった犯罪が多発しています。
 日本人旅行者の被害の多くは,防犯対策を怠った油断による窃盗,置き引き及び詐欺等です。温暖で一年中夏服で過ごすフィジーでは,財布や携帯電話,カメラなどの貴重品をウェストポーチやデイパックに入れて携行することが多いため犯罪者の目に付きやすく,ひと気のないところを一人で歩いているときに強盗に襲われたり,クルージング船の中や海岸での遊泳中に置き引きに遭ったり,貴重品を抜き盗られたりする被害が発生しています。
 旅券や貴重品,多額の現金は,ホテルのセーフティボックス等安全な場所に保管しておくことが賢明です。特に首都スバ市内の路上では,数人組の男に羽交い絞めにされてデジタルカメラなどの貴重品を強奪される被害も発生しています。貴重品を人目に付きやすい状態で携行すると,思わぬ犯罪を誘発することにつながりますので注意が必要です。また,最近ではスマートフォンやタブレット端末をねらった強盗が多発していることから,歩行時にこれらを必要以上に使用しないようにしてください。
なお,2014年12月以降,クレジット・カードやデビットカードのスキミング被害が相次いで確認されています。ホテルや商店,銀行のATM(現金自動預け払い機)でカードを使用した数日後に国内や海外でカードが悪用される被害が増加していることから,各種支払いの際は可能な限りカードを使用せず現金での支払いをお勧めします。

2. 日本人の被害例を含む主な犯罪事例は次のとおりです。
(1) 強盗・傷害
ア ナンディ空港周辺で,乗り合いミニバスから降りる際に法外な料金を請求され,これを断ると運転手及び他の乗客から暴行を加えられ,金品を強奪された。

イ ナンディ空港内で,現地人が観光地を案内すると親しげに話しかけてきて,市内に連れ出された後,金品を強奪された。

ウ 路上で地図を広げ,ホテルや商店を探していたところ,「自分と一緒だと,街中を案内してあげられるし,ホテルも現地料金で宿泊できる」などと親切を装って話を持ちかけられ,後で法外な紹介料やガイド料を要求されたり,持ち物を強奪されたりした。

エ 見知らぬ者から「ラグビーの選手として日本に行ったことがある」,「フィジー・ナショナルチームのキャプテンの弟である。」等と巧みに話しかけられ,油断した隙に貴重品を持ち去られた。

オ ゴルフ場でプレイ中に,コースの中の茂みから突然現れた強盗に現金を脅し取られたり,ゴルフ・バッグごと強奪されたりした。またゴルフ・バッグにしまっている現金等が気付かないうちに盗まれた。

カ 日没頃の時間帯に,街中で買い物をした後,近くのホテルまで歩いて帰ったところ,途中の暗い道路で突如背後から複数人に羽交い絞めにされ,手に持っていた貴重品等を強奪された。

キ 離島を単独で旅行中,現地の男に名所を案内すると言われ,これに従ったところ,ひと気のない場所で突然暴行を受け,金品を強奪されると共に,入院が必要になるほどの怪我を負った。

ク スバ市内において,夜間,ホテルから外出した際やナイトクラブでの飲酒後に,複数の男に囲まれて現金や携帯電話等の貴重品を強奪された。

ケ フィジー人から車のタイヤのパンクを指摘され、運転席のドアを開けたところ,近くに隠れていた仲間がトランクや他のドアを開け,車内の荷物を盗んで逃走した。

コ その他ホテルや市内のバー等では,外国人女性に観光案内を持ちかけたり親しげに話しかけたりして接近し,強盗や性犯罪に及ぶ事件が発生している。

(2) 窃盗,置き引き,スリ,ひったくり
ア 2階建てホテルの2階部分に宿泊し,外出していた間に,ベランダの窓を外からこじ開けられ,部屋に置いてあった貴重品を盗まれた。

イ 夕方,数名のグループでホテルからレストランに向かって歩いていたところ,若者の集団に,すれ違いざまに持っていたバッグを強奪された。

ウ マーケットで買い物をしていたところ後ろからぶつかられ,また,別の者にも前から押されて揉み合いとなり,そのときは気付かなかったが後から確認すると鞄に入れていた財布がなくなっていた。(その他にも同様の手口でスマートフォンやデジタルカメラの紛失事例が相次いでいる。特に,バスターミナル周辺や催事会場等の人込みの中で同様の事例が多数発生している。)

エ インターネット・カフェで携帯電話を机の上に置いたままトイレに行って戻ってきたところ,携帯電話がなくなっていた。

(3) 詐欺など
ア 路上で現地人から声をかけられ,木彫りの民芸品を取り出して名前を尋ねられ答えたところ,その場で勝手に木彫りに名前を彫られて法外な値段で売りつけられた(スバ及びナンディ中心部で頻発)。

イ 不動産の購入や投資話を持ちかけられた外国人が,金銭を渡したにもかかわらず契約が履行されなかった。

ウ ナンディ空港及びナンディ周辺では,親しげに近づき,有利な両替や観光の手配を持ちかけたうえ,金品をだまし取られた。

エ フェリーやクルーズ船のチケット売り場で,「自分は船会社の重役だから安くチケットを入手できる。」などと話しかけられた旅行客が,現金を渡すと,現金を持ち去られたり,架空のチケットを渡された。

オ ガソリンスタンドで給油後,クレジット・カードにて支払いをしたが,後日架空の料金を請求された。

カ ホテルにチェックインの際に,クレジット・カードの番号を宿泊者カードに記入した。その後,支払いは全て現金で行ったが,数日後,クレジット・カード会社から,米国にて複数回にわたって総額約9万円が何者かによって引き出された旨の連絡を受けた。

キ ナンディの商店にて買い物の代金をデビットカードで支払おうとしたところ,店員から通信不良と言われ,複数回暗証番号を入力した(このときは,結局カードでの支払いは出来なかった。)。約1週間後,数日にわたり10数回も現金が何者かによって引き出されていたことが判明した。

3. 防犯対策は次のとおりです。
(1) 強盗,傷害
ア ナンディ空港周辺では,乗り合いミニバスの利用は極力避け,あらかじめホテル等に送迎を依頼しておく。

イ ナンディ空港や周辺のタクシーはメーター制ではなく,タクシードライバーから高額な金額を要求されるケースが相次いでいることから,あらかじめ観光案内所などでおおまかな料金を把握しておく。

ウ フィジーでは許可を得て営業しているタクシーのナンバープレートは黄色なので,白いナンバープレートの違法タクシーには乗らないようにする。

エ 見知らぬ人から話しかけられても相手にしない。

オ 甘い話や案内を持ちかけてくる者は決して信用せず,不用意について行かない。

カ 貴重品はできるだけ持ち歩かない。持ち歩く場合でもしっかりと身に着け,あまり人目に触れないようにする。常に周囲への警戒を怠らない。

キ 外出する際は,ホテルのフロント,添乗員等から現地の事情をよく聞き,危険が潜む人通りの少ない裏道などへの立ち入りは避ける。

ク 昼夜を問わず,単独での外出や,夜間の外出は極力避ける。やむを得ず単独で外出,夜間に外出する際には,ホテルのタクシーを使用し,夜9時くらいまでにはホテルに戻るようにする。特に,複数人であっても,女性だけによる夜間の外出・行動は極力控える。

ケ ホテルを選ぶ際は,快適さや値段だけでなく,周囲の環境,警備員の有無,ドアや窓の安全対策等を確認し,できる限り安全な宿泊施設を選ぶ。

コ 車両運転時は必ず施錠するとともに、鍵を開ける際は周囲に不審な人がいないか警戒を怠らない。

(2) 窃盗,置き引き,スリ,ひったくり
ア 貴重品はできるだけ持ち歩かない。持ち歩く場合でもしっかりと身に着け,あまり人目に触れないようにする。常に周囲への警戒を怠らない。

イ 路上,マーケット,バスターミナル,催事の会場周辺等では引ったくりやスリに十分注意する。また,空港,観光船,レストラン,インターネット・カフェ,ホテルの敷地内等での置き引きに注意する。

ウ 複数人による犯罪事例が多いことから,特に若い男性が複数で歩行している際には近づかない,若しくは道を変える等,不用意に近づかないように注意する。

(3) 詐欺など
ア 路上で名前や携帯電話番号を尋ねられても安易に教えない。土産物は,可能な限り複数の店で価格を確認し,価格を表示しているしっかりとした店舗で購入する。

イ 甘い話や案内を持ちかけてくる者は決して信用せず,不用意について行かない。

ウ クレジット・カードやデビットカードのスキミング被害を防ぐため,利用を極力避ける。また,不用意にカード情報を他人に教えないように注意する。

4. これまでに,フィジーにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が複数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。


● 査証、出入国審査等


(手続きや規則に関する最新情報については,駐日フィジー大使館
(TEL:03-3587-2038、FAX:03-3587-2563,
総合案内 E-mail: Kelera.Savu@fijiembassy.jp)に確認してください。)

1. 観光等の短期滞在の場合,無査証での入国が認められています。入国時に有効な旅券と出国航空券を提示すれば,通常4か月の滞在許可が与えられます。またこの滞在期間は,入国後移民局に申請すれば,91フィジー・ドル(1フィジー・ドル=約56円(2017年2月現在))を支払うことによって最長2か月間の延長が認められます。
 ただし,就労,就学,居住等,長期滞在目的で入国する場合は,入国前に目的に合った査証を取得することが必要です。事前に取得していない場合は,入国後,移民局にこれらの滞在許可の申請を行うこともできます。入国後の申請に際しては,出国保証金(Immigration Security Bond)の積立てが義務付けられています。また,移民局での手続きに相当の期間を要することがあることから,余裕を持った手続きが必要です。

2. 外国人が働くためには,就労許可が必要です。不法就労が発覚した場合には,雇用者及び被雇用者共に厳罰に処せられます。

3. 入国審査では,有効な旅券(入国時に6か月以上の残存有効期間があるもの),復路航空券及び十分な滞在費を所持していれば,通常入国は許可されます。(詳しくは,フィジー移民局のホームページもご覧ください。http://www.immigration.gov.fj

4. フィジー入国時に持ち込む現金(フィジー・ドル及び外貨の合計額)及び譲渡可能証券類の合計額が10,000フィジー・ドル相当を超える場合には,税関に申告することが義務付けられています。
フィジー出国時の現金の持ち出しについては, 500フィジー・ドルまでで,外貨はフィジー・ドルの額を含めた合計額が5,000フィジー・ドル相当まで認められており,それ以上の場合はフィジー準備銀行(Reserve Bank of Fiji)の許可が必要です。また,出国時に所持する現金及び譲渡可能証券類の合計額が10,000フィジー・ドルを超える場合には,税関に申告する必要があります。
 出入国の際に,申告漏れ又は虚偽の申告が発覚した場合は,一時拘束されると共に警察等による取り調べを受けた後起訴され,裁判所で多額の罰金の支払いを命じられる事例が日本人渡航者にも発生していることから,十分な注意が必要です。
 詳細については,フィジー準備銀行又はフィジー歳入関税庁(FRCA)に直接お問合せください。
  フィジー準備銀行:http://www.reservebank.gov.fj/
  フィジー歳入関税庁(FRCA):http://www.frca.org.fj/

5. 出入国時の通関,検疫審査では,税関及び検疫検査所の指示に従い,次項の免税範囲を超える場合などには所要の申告等を行っています。麻薬,拳銃,公序良俗に反する雑誌,ビデオ,DVD等の輸出入は固く禁じられているほか,野菜,果物,肉類,乳製品,卵製品の持ち込みには厳しい検疫が行われており,場合によっては没収されることもあります。また,ペットを含む動物,テレビ等電気製品の持ち込みも非常に厳しく,許可制又は課税扱いとなります。フィジーの鳥獣類,特別な貝類,鯨の歯で作られた伝統的儀式用の各種製品等については国外持ち出しが禁止されているか,又は制限されています。特に,入国時の検疫所には対有機物X線透視装置が設置されているので,どのような食品でも所持している場合は申告カードにチェックをし,虚偽の申告等をしないよう注意してください。虚偽の申告をした場合には, 400フィジー・ドルの罰金支払いを命じられることがあります。

6. フィジー入国時の免税範囲
 フィジー入国時の免税範囲は次のとおりです。なお,更に最新の情報については,フィジー歳入関税庁(FRCA)又はフィジー政府観光局に直接お問合せください。商用・譲渡目的のもの,職業用具については基本的に課税対象となり,申告する必要があるので注意が必要です。
(1) たばこ類(18歳以上に限る)
 ア 紙巻きたばこ250本,又は
 イ 葉巻250グラム,又は
 ウ 刻みたばこ250グラム,又は
 エ 上記たばこ類の合計重量250グラム
(2) 酒類(18歳以上に限る)
 ア 蒸留酒2.25リットル,又は
 イ ワイン4.5リットル,又は
 ウ ビール4.5リットル,
(3) 課税対象物品の合計価値が1,000フィジー・ドルまで
(4) 個人的に使用する物品
フィジー入国前から使用しているもので,フィジー入国時に所持し,商用又は譲渡目的でないもの。
  フィジー歳入関税庁(FRCA):http://www.frca.org.fj/
  ツーリズム・フィジー:http://www.fiji.travel/

7. フィジーを出発する全ての国際航空便においては,液体,エアゾール及びジェルの機内持ち込みに際し,容量100ミリリットル以内の容器に入れ,当該容器を容量1リットル以内の透明なビニール袋に入れる必要があります。

8. 出国税は,航空券代金に含まれています。


● 滞在時の留意事項


1. 軍事施設,大統領官邸及び一部の区域は立入禁止となっています。これら以外は特に立入制限はありませんが,通常の観光ルート以外の区域に旅行するような場合には,念のためフィジー政府観光局(ナンディ事務所:(国番号679)672-2433)等に事前に照会するようお勧めします。

2. 写真撮影は,通常の旅行区域については特に制限はありませんが,一部の伝統的儀式,宗教的行事については撮影が制限される場合もありますので,事前に許可を得るようお勧めします。なお,ヒンドゥー教寺院内では通常写真撮影は禁止されていますが,寺院所属の僧侶の許可を得れば撮影が可能です。イスラム教寺院についても同様です。

3. 麻薬の所持・栽培・販売等は,当国の麻薬取締法により懲役刑となります。ここ数年,麻薬関連の犯罪が増加しているため取締りも厳しくなっており,当然のことながら外国人といえども例外扱いはされません。麻薬らしき物を観光客に売りつけた直後,報奨金目当てに警察に密告したり,あるいは警察官を装った売人の仲間が,罰金と称して現金を脅し取ったりする事件も発生しています。街中で売人らしき者や見知らぬ者から声をかけられても絶対に相手にしないなど,十分注意してください。また、最近では麻薬等がマーケットにおいても販売されている事例があることから,よく食材を確認する等十分注意してください。

4. 外国人の政治活動は厳に禁じられており,違反者は滞在許可の取り消し,強制退去等の処分を受けることがあります。

5. フィジーにおいては,親権を持つ親であっても,他方の親の同意を得ずに子の居所を移動させること(親が帰国する際に子を同行する場合を含む。)は,子を誘拐する行為として重大な犯罪となる可能性がありますので,ご注意ください。

6. フィジーでは銃器の規制が厳しく,警察官であっても武器は警棒のみで通常は銃器を携帯していません。スポーティングガンについてのみ,購入前にフィジー警察の許可を得れば取得可能です。スポーティングガン及びダイビングで使用するスピアガンを旅行者が日本から持ち込む場合は,日本出発前にフィジー政府から許可書を取得し,入国時に提示する必要があります。

7. 賭博は法律で禁止されており,公営ギャンブルの類はありません。

8. 路上や公園等の公共の場での飲酒は禁止されています。

9. 車を運転する場合は,舗装された幹線道路でも陥没箇所が多いなど整備状況が悪く,一般にドライバーの運転技術と交通マナーもあまり良くないので,細心の注意が必要です。また,信号機のある交差点が少なく,「ラウンド・アバウト」と呼ばれるロータリー式交差点が主流ですので,進行方向の右側から来る車を優先させる原則を守り,よく注意して運転してください。

10. タクシー利用の際は,観光客に対し法外な料金を請求するドライバーもいるので,料金メーターを確認するか,乗車前に料金交渉(通常,ナンディ国際空港よりナンディ市内まで20フィジー・ドル前後,ナウソリ国際空港からスバ市内まで30フィジー・ドル前後。2017年2月現在)を済ませておくようお勧めします。

11. 一般的に,フィジーの公共バスは古く,整備状況も不良なことが多いため,極力利用を避けることをお勧めします(過去にはバスの火災事故が発生し,多数の死傷者が発生しています。)。

12. フィジーは例年11月から4月まで雨季にあたり,この時期にはサイクロン(南太平洋などで発生する熱帯低気圧)や大雨が発生することがあり,近年でも大雨・洪水で大きな被害が発生した例があります。ついてはこの時期にフィジーに渡航を計画されている方は,出発前にフィジー気象サービス,旅行会社等から最新の情報を入手するなどして,気象状況に十分な注意を払ってください。
  *フィジー気象サービス(FIJI METEOROLOGICAL SERVICE)
    http://www.met.gov.fj/

13. フィジーは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html


14. 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡等に必要ですので,到着後遅滞なく在フィジー日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く。)際には,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届の提出は在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,その場合は在フィジー日本国大使館に送付してください。

15. 在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在フィジー日本国大使館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。


● 風俗、習慣、健康等


1. フィジーには,伝統的な首長制を維持し人口の約6割を占める先住民族のフィジー系国民と,人口の約4割を占めるインド系国民がいますが,中には強い民族意識を持っている人々もいますので,民族問題についての発言は避けるのが無難です。
 服装に関しては,フィジー系住民,インド系住民とも保守的で,女性は通常足首まで丈のあるスカートを着用し,習慣的に足を隠す服装をしています。外国人も,地方の村を訪ねる際は,ミニスカートや丈の短いパンツは避けてください。また,男性が公共の場で上半身裸になることも避けてください。
 ヒンドゥー教の寺院を訪れる際も,女性は足が隠れる服装が望ましく,丈の長いパンツやスカートを着用する,男女を問わず牛皮製品を身につけない,敷地内では必ず靴を脱ぐ等注意してください。また,イスラム教の寺院訪問の場合も,男女とも極力肌を隠した服装を心掛けてください。性的被害に遭わないためにも,肌を著しく露出する服装は避けてください。建物の内部は土足厳禁であり,また,飲酒後の訪問は拒否されます。

2. 特に日差しが強い夏季(11~4月)には日射病にかかることがあるので,帽子を着用し,水分の補給を十分に行う等注意してください。フィジーの直射日光は日本と比べて極めて強く,軽い火傷症状になるケースもあるので,長時間戸外にいる場合は日焼け防止クリーム等の使用をお勧めします。

3. 夏季には,蚊を媒介とするデング熱が3~4年間隔で大流行することがあります。デング熱には予防薬や予防接種がなく,蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法なので,虫よけスプレー等を利用すること,肌の露出を控えた服装を心がけることをお勧めします。なお,デング熱はまれに重症化し,デング出血熱となることがあります。旅行中及び帰国後1週間以内に関節痛,頭痛,目の奥の痛みなどを伴う急な発熱があった場合には,最寄りの医療機関を受診してください。また最近では,中南米等においてデング熱と同様に蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)を媒介する感染症であるジカウィルス感染症が流行しており,世界保健機関(WHO)によれば,フィジーにおいても,これまでに感染伝播が確認されています。妊娠中の感染と胎児の小頭症等との関連が指摘されており,特に妊娠中の方又は妊娠予定の方はご注意ください。
 (参考) ・感染症広域情報 「アジア・大洋州におけるデング熱の流行」
      ・感染症広域情報 「ジカウィルス感染症に関する注意喚起」
    http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp

4. 水道施設の衛生状態は悪く,特に洪水が発生した後には泥水等が混入することがあります。このため,経口感染症である腸チフス,赤痢及びレプトスピラ症等が発生する可能性がありますので,飲用水には水道水を避けてミネラルウォーターを利用し,食前やトイレ使用後などは石鹸を使ってよく手を洗ってください。また,外食する際は衛生状態があまり良くないレストランを避けるとともに,十分加熱した料理を注文することをお勧めします。

5. 海岸線は珊瑚礁に囲まれており,環礁(リーフ)の内側は浅瀬で波も穏やかですが,その外側は流れが速く波が高いので波にさらわれる危険性があります。遊泳やシュノーケリングは環礁の中で行ってください。また,フィジーの海でよく見かける白と黒の縞模様のウミヘビは毒蛇の一種なので注意してください。この他,ビチレブ島南部の沿岸でサメに襲われる被害も発生していますので,海水浴等を行う場合には事前に最新情報を収集し,安全な遊泳場所を選定してください。

6. 放し飼いにされている犬や野犬が多く,犬に咬まれる事故が発生しています。フィジーでは狂犬病は発生していませんが,雑菌による感染症の恐れがありますので,屋外を歩く場合には犬に十分注意してください。万一犬などの動物に咬まれたら,速やかに医療機関を受診してください。

7. フィジーの医療事情はあまり良いとは言えません。必要に応じて,常備薬を携行することをお勧めします。また,旅行中に病気にかかった場合には,早めに診察を受け,症状が悪化する前に,日本やオーストラリア,ニュージーランドなどの病院で早期に治療を受けることをお勧めします。大きな病気やケガの場合には,国外へ搬送され治療を受けることとなりますので,緊急移送サービス等を含む十分な補償内容の海外旅行保険に加入することをお勧めします。

8. 「在外公館医務官情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/oceania/fiji.html )において,フィジー国内の衛生・医療事情等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページ参考にしてください。
 ◎感染症情報(http://www.forth.go.jp/


● 緊急時の連絡先


◎消防:電話 911 又は 910
◎救急:電話 911 又は 910
◎警察:電話 917,919
◎在フィジー日本国大使館:電話 330-4633
      国外からは(国番号679)330-4633

 ※ 在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.fj.emb-japan.go.jp/JapaneseVersion/VISA/Tebiki-%20Fiji%20and%20Vanuatu.html )も御参照ください。

(問い合わせ先)


(問い合わせ窓口)
○ 外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○ 外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○ 外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
○ 外務省 海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○ 在フィジー日本国大使館
住所:Level 2, BSP Life Centre, Thomson Street, 1 Suva, Fiji(G.P.O. Box 13045)
電話:3304633
   国外からは(国番号679)3304633
ファックス:3302984
   国外からは(国番号679)3302984
ホームページ:http://www.fj.emb-japan.go.jp/JapaneseVersion/index_j.html