マーシャル | Marshall > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


 マーシャル諸島共和国の一般的治安は比較的良好とされています。殺人,強盗等の凶悪犯罪の発生は極めて少ない状況ですが,盗難,自動車事故,空き巣ねらい等が多く発生しています。特に飲酒運転による事故が多いので注意が必要です。また,警察の対応が非常に遅いので,事件・事故に巻き込まれた際は,警察への通報と同時に,念のため,日本国大使館にも連絡してください。
 ダウン・タウンでは麻薬の売買,売春等があり,これに関して傷害事件等が発生していますので,いかがわしい場所には出入りしないでください。
 街灯は,ホテル周辺を除けば基本的にありませんので,事件・事故に巻き込まれないためにも,日没後の外出は控えるようにしてください。特に最近,強姦事件が多発していますので,乗り合いタクシー等を利用する際は,一人での利用をできる限り避けてください。

● 査証、出入国審査等


(手続や規則に関する詳細・最新の情報は,駐日マーシャル諸島共和国大使館(電話:03-5379-1701)に直接お問い合わせください。)

1. 査証
 日本と当国の間に査証免除協定はありませんが,短期滞在者の場合,マーシャル到着時に空港で査証を申請できます。有効な旅券,滞在費用,マーシャルを出国するための航空券を所持していれば30日の滞在許可が与えられます。なお,その場合の手数料は必要ありません。
 また,滞在期間を延長する場合には,法務省の移民局で再度申請することにより更新が可能です。

2. 出入国審査
(1)入国
 機内で配布される出入国カードに記入し,空港の入国管理窓口で審査が行われます。査証のない人は,この時に査証の申請を行います。(日本国籍を有し,30日以内の滞在であれば,入国管理官からの幾つかの質問に回答し,入国管理官が問題ないと判断すれば,入国が許可されます。これまで入国でトラブルが生じたことは,ほとんどありません。)
(2)出国
 セキュリティー・ゲートを通過した後に,入国管理窓口(並んで2か所あります)で,出国手続きを行います。

3. 外貨申告
 外貨の合計が10,000米ドル以上ある場合は,税関申告書に記入して申告する必要があります。なお,マーシャルでの通貨は米ドルです。現地通貨はありません。

4. 税関
 機内で配布される税関申告書を記入し,空港で税関職員に提出します。高額物品に対しては,たとえ個人使用であっても一定の税が課せられます。申告の際には購入時の領収書等の価格を証明できる書類を求められることがあります。
 免税の範囲は,成人(21才以上)1人あたり,たばこ15箱(1.5カートン),アルコール類2リットルまでです。
 麻薬,銃器等の持ち込みは禁じられています。身柄を勾留される場合がありますので,絶対に持ち込まないようにしてください。
 毒性のある動植物及びは虫類の持ち込みは一切禁止されています(マーシャルに蛇は生息していません)。持ち込もうとした者は,身柄を勾留され厳しい取り調べがなされる場合がありますので,絶対に持ち込まないようにしてください。
【課税対象となる主な高額物品】
・基本的に,個人使用していることが明確に分かるように説明し,出国時に持ち出すことを説明できれば,多くの場合,課税が免除されます。(旅券の提示が求められることがあります)
・デジタルカメラ,デジタルビデオ,高級腕時計,貴金属・宝石などの装飾品については,税関職員が個人的使用ではないと判断した場合,税関職員の判断で10~50パーセントを課税されることがありますので注意してください。特に販売を目的とした密輸等と判断されると,没収の上,身柄が勾留される場合があります。結婚式等で高額な宝飾品を持ち込む場合には,式等の予定日時・場所を明確にした書類を携行してください。

● 滞在時の留意事項


1. 長期滞在者の在留登録
 外国人が30日を超えて長期間滞在する場合には,在留登録を行う義務があります。必要書類は,滞在目的によって異なりますが(警察証明書(無犯罪証明書),健康診断書,及び職業証明書は携行してください),入国時に入国管理事務所で申し出を行い,入国管理事務所で指示される期日以内に入国管理局本局に出頭し申請する必要があります。
 少額でもマーシャル国内において就労して収入を得るような滞在型の場合は,事前に雇用先からの労働契約書または採用通知書を入国管理局で求められることがありますので,上記書類(警察証明書(無犯罪証明書),健康診断書,及び現職業証明書)に加え,必ず携行してください。
 在留登録の方法や必要書類の詳細については,必ず渡航前に駐日マーシャル諸島共和国大使館(電話:03-5379-1701)に確認してください。なお,2014年7月1日現在,駐日マーシャル諸島共和国大使館では,査証発給事務は行っていません。

2. 旅行制限
 クワジェリン環礁以外の国内の移動は自由です。
クワジェリン環礁は,その一部がアメリカ合衆国の軍事基地として利用・管理されているため,基地に入るためには2週間前までにエントリー・リクエスト・フォーム(入域申請書)を首都マジュロのアメリカ大使館に提出して許可を得る必要があります。
 また,同環礁のアメリカ軍基地以外の地域への渡航は,入域許可を得る必要はありませんが,クワジェリン空港到着時に所定のフォーム(届出書)に記入する必要があります。

3. 国内・国外への移動
(1)国内での移動
 首都のあるマジュロ環礁から他の遠くの環礁,島等への移動は,エアー・マーシャルが航空便を運航していますが,週1便程度の所が多く,また突然の欠航もあります。
 近くの島へは船便がありますが,定期便ではありません。従って,目的地で長期の滞在を余儀なくされる事があります。

(2)国外への移動
 タラワ(キリバス)からマジュロ(マーシャル)での乗り換えの際も,注意が必要です。タラワ・マジュロ間にはエアー・マーシャルが週1便運航していますが,同便を利用したマジュロでのグアム行きユナイテッド航空への乗り換えは,乗り換え時間が少ない事,エアー・マーシャルが時々欠航すること,グアム行き航空便は週3日(火,木,土)しか運航していないため空席も少なく希望の便に乗れず,マジュロで余計な時間を過ごす事になる等がありますので,同日の乗り換えは出来るだけ避けることをお勧めします。
 なお,最近はタラワ・マジュロ間でアワ・エアー(Our Airline)が隔週1便運航されるようになりました。

4. 写真撮影
 クワジェリン環礁の米軍基地内は,撮影が禁止されています。他の地域については,常識的な撮影は問題ありません。

5. 各種取締法規の留意事項

(1)麻薬
 麻薬所持は禁止されています。麻薬(マリファナ)の密売が行われていますが,相手にしないことが肝要です。

(2)就労
 就労許可を取得していない場合,就労はできません。

(3)治安維持
 外国人の政治参加は禁止されています。

(4)銃器等
 銃器等の所持は禁止されています。

(5)その他特殊事項
 日曜日にはアルコール類の販売は禁止されていますので,購入することは出来ません。また,戸外での飲酒は認められていません。

(6)交通事情
 幹線道路は1本のみで,信号はありません。公共の交通機関はタクシーのみです(鉄道,バス等はありません。)。なお,タクシーは乗り合い制なので,途中お客を拾いながら運行しています。

● 風俗、習慣、健康等


1. 風俗,習慣
 首都のあるマジュロ環礁を除く離島においては,いまだに自給自足を中心とした生活が営まれています。社会制度においても,近代的な民主政府と部族長制の二重構造となっています。日常生活においても,伝統的なものが占める割合は大きく,各自の所属するコミュニティーの行事を何よりも最優先とする等,外国人には理解しにくい側面があります。
 マーシャルでは,週末に教会へ通う姿がよく見られるように,国民のほとんどが熱心なクリスチャンであり,文化的背景・宗教上の理由等から肌を露出させることを嫌います。高温多湿な気候のため肌の露出の多い服装をとりたくなりがちですが,現地事情を踏まえた注意が必要です。特に女性は,肩・ひざの露出する服装は,控えるようにしてください。
 使用言語は,首都のあるマジュロ環礁,マーシャルで2番目に人口の多いクワジェリン環礁等においては,一般に英語が通じますが,他の環礁・離島では,ほとんど通じないことがありますので注意してください。また,戦前,日本の統治下にあったこともあり,日本との歴史的関係が深く,日本人の血が流れている人が多数います。従って,多くのマーシャル人は日本に親しみを感じており対日感情は非常に良好です。太平洋戦争前に日本の教育を受けた世代の人々の中には,日本語を理解する人たちもいますが,年々減少傾向にあります。

2. 健康
 マーシャルにはもともと風土病などはありませんでしたが,2011年10月以降,デング熱が発生していますのでご注意ください。
 また,狂犬病に関する公式報告はなされていませんが,放し飼いの犬が少なくありません。犬に咬まれた場合は,破傷風感染のリスクがありますので,念のため,最寄りの医療機関を受診することをお勧めします。
 病院は,マジュロ環礁に,マジュロ病院及び個人の診療所が1軒あるのみです。また診察を受けるには長時間待たなくてはいけません。更に医療設備は充実しておらず,外科手術,専門的な分野での医療行為は,ほとんど受けることができません。最近では,骨折した方がマーシャルではエックス線検査ができないため,ハワイへ緊急移送されました。ついては,万一に備えて,海外緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。
 なお,国外への航空便が週3便しかないこと,また航空便の遅延・欠航もしばしばあり,真に急を要するケースには対応しきれない場合もありますので,ご留意ください。
 建物の中は冷房が効いており,内外の温度差が激しいので体調を崩すことがありますので,注意してください。

3.飲食物など
 輸入食品は,高温多湿の気候のため,傷みが早く,保存状態の悪いことが多く,有効期限を過ぎたものが店頭に並んでいることもあるので,購入時には賞味期限及び状態をよく確認するようにしてください。
 水道水は雨水を利用しており,直接飲用するには適しません。煮沸するか,海水を淡水化した水か,市販のミネラルウォーターの利用をお勧めします。上水道についても,大腸菌が混入していることがあり,非常に危険ですので,飲料しないようにしてください。
 首都マジュロ内については,マジュロ病院の近くに小さな薬局が2軒ありますが,他の環礁・離島に薬局はなく,スーパーマーケットで少量の風邪薬等を販売しているのみですので,常備薬は日本から携行することをお勧めします。

● 緊急時の連絡先


<マジュロ環礁>
 ◎警察,消防:電話625-8666
 ◎地方警察:電話625-8999
 ◎救急,病院:電話625-4144
<イバイ島>
 ◎警察:電話329-6911(消防と同じ)
 ◎地方警察:電話329-5911
 ◎消防:電話329-6911(警察と同じ)
 ◎救急,病院:電話329-9911
 ◎在マーシャル日本国大使館
  電話:247-7463, 247-7483
   国外からは(国番号692)-247-7463, -247-7483
  ファックス:247-7493
   国外からは(国番号692)-247-7493

※ 在留邦人向け安全の手引き
  現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.mh.emb-japan.go.jp/files/000030982.pdf )も御参照ください。

(問い合わせ先)


(問い合わせ窓口)
○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
○外務省海外安全ホームページ
  http://www.anzen.mofa.go.jp/
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在マーシャル日本国大使館
  住所:A-1 & 2 Lojkar Appartment, Rairok, Long Island, Majuro
   (郵便物宛先:Embassy of Japan,P.O.Box 300, Majuro, Republic of the Marshall Islands, MH96960)
  電話:247-7463
   国外からは(国番号692)-247-7463
  ファックス:247-7493
   国外からは(国番号692)-247-7493
  ホームページ:http://www.mh.emb-japan.go.jp/j/