トルコ | Turkey > 安全対策基礎データ

※本情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。

● 犯罪発生状況、防犯対策


1.犯罪発生状況
(1)2007年以降,トルコ警察は犯罪統計を公表しておらず,直近の統計データは2006年のものとなりますが,同年中に発生した一般犯罪は約78万5,000件で,うち窃盗事件が約35万1,000件と最も多く,全体の44.8%を占めています。また,凶悪犯罪では,殺人が約2,600件及び強盗が約8,900件発生しています。日本の人口10万人当たりの発生件数と比較すると,凶悪犯罪(殺人,強盗)の発生率は3倍以上となっており,十分注意する必要があります。
 また,2015年7月以降,トルコ南東部を中心に各地でPKK(クルド労働者党)によるテロ活動が活発化しているほか,イスタンブールやアンカラにおいても,ISIL(イラク・レバントのイスラム国),PKKの関連組織であるTAK(クルディスタン解放の鷹)によるテロが発生しています。これにより,トルコ治安当局だけでなく,トルコの一般市民や外国人が多数死傷しています。
(2)近年,シリアやチュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,ベルリン,ロンドン等欧州諸国でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.日本人の被害事例
(1)ぼったくりバー
●事例:夕方や夜間,スルタンアフメット地区やタクシム地区(特にイスティクラル通り)を一人で歩いていたところ,自分も外国人旅行者(中東系旅行者を名乗ることが多い)だと名乗る若者から親しげに声を掛けられた。会話が弾んだところで,「自分の知っている店があるから一緒に飲みにいこう」と誘われ,タクシーで連れて行かれた。店に入ると女性が隣に座って接客し,いざ支払いになると,数十万円相当の金額を要求された。外国人(店の仲間)からも割り勘での支払いを要求された。支払いを渋ったところ別室に連れて行かれ,大柄で強面の男達に囲まれた。所持金が無いと言ったが,クレジットカードでの支払いを強要され,店外のATMで現金を引き出させられた。
●対策:知らない外国人(トルコ人を含む)からの誘いには絶対に乗らないことです。騙されたと分かった後で警察に訴えたとしても,店側は営業許可や監督機関から認められた高額な料金表を用意しているほか,被害者が実際に飲食をしている様子やクレジットカードを使って自ら支払いを行った様子をビデオ撮影していますので,被害に遭ったとの説明が難しくなります。
(2)置き引き・スリ
●事例:(1)レストランでトイレに立った時や,長距離バスの途中休憩で降りた時に,座席や車内に置きっ放しにした荷物を取られた。(2)頼まれて写真を撮っていたところ,置いていた自分の荷物が無くなっていた。(3)人混みで,服のポケットやカバンから財布を抜き取れた,複数人で取り囲んで話しかけられ,または,物を売りつけられている間に金品を抜き取られていた,ケンカを装って故意にぶつかられ,その間に貴重品を抜き取られた。
●対策:犯人は目星をつけてターゲットの隙を狙っています。目的地を探すため路上で地図を見たり,店で買い物をする時は,身の回りへの警戒心がゆるんでしまいがちです。どのような場合でも,貴重品は肌身から離さず,常に周囲に注意を払うようにしてください。
(3)ひったくり
●事例:車やオートバイに乗った犯人に,あるいは後ろから走ってきた犯人に追い越される時に,ショルダーバッグやハンドバッグなどの手荷物をひったくられた。
●対策:歩道を歩くときは車道とは反対側に荷物を持つようにしてください。万一,車やオートバイに乗った犯人からひったくられそうになった場合,荷物を取られまいとしっかり持ってしまうと,そのまま引きずられ,逆に大けがをする場合がありますので,注意してください。
(4)悪徳じゅうたん店
●事例:スルタンアフメット地区(旧市街)を散策していたところ,トルコ人から日本語で話しかけられ,日本へ行ったことがある,日本の芸能人にたくさん友達がいると言われて(実際にその芸能人と一緒に撮影した写真を見せられた),信用してしまった。その後,食事をご馳走されたり,無料で観光ガイドをしてもらったので,じゅうたん屋に誘われても断れず,高額なじゅうたんを売りつけられた。
●対策:一部の悪徳じゅうたん店の従業員が,日本人旅行者に日本語で話しかけ,最初は「単なる親切心から」という風を装って食事をご馳走したり,市内を案内した後,最後にじゅうたん店に誘うことで,日本人が断りにくい状況を作り出しています。彼らの目的は高額なじゅうたんを買わせることであり,どんなに親切にされても,買う気が無ければ毅然と断ることが必要です。購入を考えておられる方は,じゅうたんは美術品と同じで「適正価格」の判断が簡単ではないことや,購入後の返品は困難であることを念頭において,信頼のおける店で十分納得してから購入することです。特に声を掛けられて,離れたじゅうたん屋に連れて行かれることは避けることが無難です。
(5)クレジットカード詐欺
●事例:じゅうたん店や土産物屋で代金を支払う際にクレジットカードを利用した。機械にクレジットカードを差し込み,暗証番号を入力しても「うまく決済ができない」と言われて,繰り返し入力させられたり,他のクレジットカードも使って決済(暗証番号を入力)させられたりした。帰国後にカード会社に確認したところ,何度も支払をさせられていた。
●対策:信頼できる店で買い物することをお勧めします。支払の際は,表示される金額を必ず確認してから,暗証番号を入力してください。また,クレジットカード利用限度額の残りを把握し,十分決済できるはずなのに,店側が「決済できない」と言ってきた場合は,それに応じるのではなく,機械から印刷されるレシート(トルコ語で記載)を受け取って,信頼できるトルコ語を解する人に確認してもらうなどしてください。
(6)恋愛詐欺
●事例:トルコ人男性から日本語で声をかけられ,会話を交わすうちに,「君とは運命の出会いだ」などと言われ,交際や結婚を迫られた。良い人だと信じて付き合い始めたが,そのうち借金の肩代わりや家族の病気治療費,自分の商売への出資話などをもちかけられたり,高いじゅうたんを買わされたりして,騙されていると分かった。
●対策:どんなに親切にされたり,甘い言葉をささやかれたりしても,初対面の人を全面的に信頼し,相手の言うままに行動することは危険です。相手に渡したお金は二度と戻ってきません。ほかの被害者がインターネットに相手の人物像を掲載している場合もありますので,交際を始める前に,あるいは,送金をする前に確認をすることをお勧めします。
(7)性犯罪
●事例:日本語や英語で親しげに話しかけられ,日本の話題などで盛り上がり,夕食に誘われた。その時に,「今日はお祝いだ」などと言われ,アルコール度数の強い酒を飲まされ,気付いた時にはホテルに連れ込まれていた。
●対策:たとえ親切にされても,初対面の人を全面的に信頼し,相手の言うままに行動することは大変危険です。日本語で話しかけられても,相手についていくようなことは絶対にしないでください。また,服装や言動にも注意し,隙を見せないことも重要です。できるだけ複数名で行動してください。
(8)格安ツアー詐欺
●事例:スルタンアフメット地区を散歩していると,「カッパドキアやパムッカレなどの国内各地への格安ツアーはいかがですか」と声を掛けられた。非常に安い値段でバスやホテルを提供しているので申し込んだが,実際にツアーに参加すると,在来線の路線バスに乗せられ,ホテルもとてもひどいものだった。
●対策:国内各地へのツアーに参加する場合は,事前に日本から信用のある業者を通して予約するか,現地で申し込む場合でも,業者の説明等を鵜呑みにするのではなく,複数の業者を比較し,納得した上で参加することをお勧めします。ツアーに参加した後に,返金を求めても,業者は応じません。また,あるツアーへの参加が既に決まっている場合でも,自社のツアーに振り替えさせようと,「自分たちはもっと安い値段で同じ内容を提供できる」等と言う業者もおり,実際にその業者のツアーに変えたところ,質の低い内容だったという例もありますので,注意が必要です。
(9)タクシー料金詐欺
●事例:流しのタクシーに乗って,目的地の地図を見せたが,ここは一方通行だ等と言われて遠回りをされ,最後に高額な料金を請求された。あるいは,目的地に着いたらメーターの料金表示が消えており,不当な額を請求された。仕方なく,請求額の45リラを払おうとして,50リラを渡したら,これは5リラだと言われて,更に40リラを払うように言われて口論になった。
●対策:流しのタクシー(特にドアの部分や助手席前面にタクシーの所属会社の名前が書かれていないもの)は利用せず,必ずホテル前やタクシー乗り場にいるタクシーを利用してください。タクシーの車両番号を控え,その様子を運転手にも分かるようにすることも有効です。ただし,トルコの大都市の道路は日本と異なり,一方通行や右左折禁止の交差点が多い複雑な作りであることも事実であり,地図にある最短経路どおりには行けないことも多々あります。
(10)ニセ警察官による金品詐取
●事例:警察官と称して,英語や日本語で「ニセ札事件の捜査をしているので財布を見せてほしい」「麻薬の捜査をしているので所持品を見せてほしい」などと言われて財布を渡したが,後で財布の中を見ると,現金やクレジットカード等が抜きとられていた。
●対策:当地の警察官はこのような方法で捜査をすることはなく,ましてや,いきなり財布の提示を求めることはありません。もし財布の提示を求められた場合は,相手の身分を確認(トルコの私服警察官は銀色のPOLICEと書かれた写真付きのカード型の身分証明書又はバッジを持っています)した上で,更に不安がある場合は警察署内や制服警察官と一緒なら捜査に応じると毅然とした態度で対応してください。
(11)路上強盗
●事例:日本のことが知りたいなどと言って親しく声を掛けられ,人気のない公園などに誘い込まれると,待ち伏せていた仲間と共に暴行を加えられ,金品を強奪された。
対策:たとえ親切にされ,意気投合したとしても,初対面の人を全面的に信頼し,相手の言うままに行動することは危険です。また,現金がたくさんあることを周囲に知られると,犯罪の対象になるおそれがあります。買い物などでお金を支払う際には,財布の中身が見えないよう注意してください。なお,トルコでは許可があれば銃器の所持が認められており,相手が銃器を所持している可能性もありますので,強盗に遭遇した場合には決して抵抗しないでください。

● 査証、出入国審査等


(最新の情報については,駐日トルコ大使館(電話:03-6439-5700)やトルコ観光局日本語ホームページ(http://www.tourismturkey.jp/index.html )等で確認してください。)

1.査証(ビザ)
 日本とトルコの間には査証免除取決めがあり,観光や会議への出席などを目的とする3か月以内の短期滞在については査証不要です。また,2012年2月から滞在許可証(イカメット)の発給を受けない短期滞在者の滞在期間は「180日間内で合計90日間を超えないものとする」と改定されています。90日の滞在期限前に一旦トルコから出国し再入国しても,上記180日間内に合計90日間を超えての滞在はできません。
 渡航目的が就労,留学などの場合は査証が必要となりますので,駐日トルコ大使館に確認してください。

2.滞在許可
 90日を超えて滞在する場合は,各県の移民局に必要書類を提出して,滞在許可証を申請する必要があります。各県の滞在許可証発行事務には少なからず差異があり,許可取得まで相当期間を要する場合もあります。また,子供も取得する必要があります。
 滞在許可証を取得せずに滞在していた場合,不法滞在として扱われ,罰金等の処罰が科され,場合によっては国外退去処分を受けることがあります。

3.外貨申告
 外貨の持込みに関しては特に制限はありません。ただし,合計5,000米ドル相当以上のトルコ通貨や外貨を持ち出すことは禁じられています。米ドル,ユーロの両替は,銀行,主要ホテル,両替所にて容易に可能です。トラベラーズチェックによる両替が可能な場所は,トラベラーズチェック発行会社と提携した銀行の特定支店等,非常に限られるため一般的ではありません。イスタンブールの観光客が多く訪れる地区では日本円の両替も容易ですが,その他の都市では日本円の両替可能な両替所はごくわずかしかありません。

4.通関
 持込み禁止品としては,銃器,火薬類,麻薬,覚醒剤,ポルノビデオ・雑誌などが挙げられます。また,芸術・美術品(手製のじゅうたんを含む)等の持出しには当局の許可が必要です。
 長期滞在者は入国時にテレビ,ビデオデッキ,ラジカセ等の電気製品類,骨董品,高級じゅうたん等を持ち込む場合,申告する必要があり,パスポートに記録され,持ち出しが義務付けられます。

5.骨董品の国外持ち出し禁止
 骨董品の国外持出しは禁止されており,罰金又は4年から10年の懲役刑が科されます。一般の土産店等で骨董品らしき物品を購入する際には注意が必要です。

6.シリアとの国境地帯往来
(1)シリアとの国境地帯においては,トルコ当局によるISIL等の過激派組織関係者の取締りが強化されており,トルコからシリアへ移動を試みようとしたとされる日本人を含む外国人が当局に逮捕・拘束される事案が発生しています。
(2)また,同地帯におけるトルコ側の国境検問所は閉鎖されており,シリアからの入国は原則認められません。

● 滞在時の留意事項


1.身分証明書(パスポート及び滞在許可証)の携帯
 滞在許可証を取得した場合は,身分と合法的滞在を証明するものとしてパスポート及び滞在許可証を常時携帯することが義務づけられています。また,記載事項に変更が生じた場合には,同許可証に記載されている注意書きに従ってこれを届出する必要があります。
 3か月以内の短期滞在で滞在許可証を取得していない場合は,パスポートを常に携行する必要があります。

2.写真撮影の制限
 軍や警察関係施設での記念撮影等はあらかじめ許可を得る必要があります。許可を得ないで撮影しているのを発見された場合は,逮捕・勾留されることもあります。また,要人の滞在するホテルの周辺など特別な警備が施されている場所では,警察官から撮影を禁止される場合もあります。博物館や美術館での撮影は,あらかじめ施設管理者に確認してください。

3.テロに対する注意
 イスタンブール等の観光地でもテロが発生しています。つきましては,標的になり得る観光施設,繁華街,治安当局,政府関連施設,各国在外公館,公共交通機関,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット等不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には十分注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に努めてください。

4.長期滞在者向けの注意事項(在留届)
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの在トルコ日本国大使館又は在イスタンブール日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

5.短期渡航者向け注意事項(たびレジ)1
在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

6.各種取締法規
(1)薬物犯罪
 トルコは,欧州や中東産油国への薬物密輸のルートとなっているため,薬物犯罪のための厳しい取締りが行われています。薬物の不法所持には厳罰が科されます。
 薬物犯罪に巻き込まれないためには,誘いかけには絶対に興味を示さないこと,他人から日本や他国への荷物の運搬を頼まれても絶対に引き受けないことなどの注意が必要です。
 なお,鎮静剤等の医薬品で麻薬類の成分を含有するものを入国の際に持ち込む場合には,嫌疑を避けるため,医師の診断書・使用許可証等を持参することをお勧めします。
(2)不法就労
 就労査証を取得しない就労者は不法就労として扱われ,国外退去処分などを受けます。
(3)外国人の政治活動
 一般的に反国家的な政治関係出版物・活動,政治犯に対する取締りは厳しく,過去,禁止された宗教団体のメンバーと接触した日本人留学生が当局から監視されたケースや政治団体事務所を訪問した日本人旅行者が当局より質問を受けた事例があります。
 デモなど示威行動に対する警察の規制は厳しく,参加者が少しでも警察官に手を出したりすると放水や催涙ガスを使用して鎮圧に当たることもありますので,デモ等には絶対に近づかないでください。
(4)不敬罪
 トルコ共和国建国の父,ケマル・アタテュルク初代大統領を冒涜するような行為(批判,悪口など)は処罰の対象となります。過去に邦人観光客が,小学校の校庭に設置しているケマル・アタテュルクの胸像の頭部にトマトを載せて写真撮影したところ,警察に一時身柄を拘束された事例もあります。

7.ハーグ条約
トルコは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。一方の親の監護権を侵害する形で子どもを常居所地国であるハーグ条約締約国から他のハーグ条約締約国へ連れ去り又は留置した場合は,原則的に子が常居所地国に返還されることとなります。ハーグ条約についての詳細はこちらのページをご覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html

8.交通事情
 警察の発表によると2015年の交通事故総件数は約130万件で,死亡者は7,530人,負傷者は30万4,421人となっています。
 交通マナーも良いとは言えず,信号無視,一方通行の逆走,猛スピードで乱暴な運転をする車両が多数見受けられます(特にタクシー,ドルムシュと呼ばれるミニバス)。事故に巻き込まれないよう細心の注意を払う必要があります。
 市街地でも信号機と横断歩道の位置関係がわかりにくい上,明らかに車両が歩行者より優先しており,道路を横断しようとしている歩行者がいても停止する車はほとんどいないので,徒歩による移動の際も十分な注意が必要です。また歩行者自身のマナーも決して良いとは言えず,車両の間を縫うようにして道路を横断することから,運転の際は注意が必要です。
 市街地の道路には,配管工事等の際に掘られた跡がそのまま放置され,凹凸が散在しているなど状態があまり良くないことから,これらにタイヤを取られないよう,運転には注意が必要です。郊外の道路は,特に照明設備が不十分ですので,夜間の運転には特別の注意が必要です。

● 風俗、習慣、健康等


1.風俗習慣
(1)国民のほとんどがイスラム教徒ですので,イスラム教に対する批判はもちろんのこと,宗教論議は行わない方が無難といえます。
 食事・服装については,主として農村部や南東部県等,宗教色の強い保守的な地域では,肌を過度に露出するような服装は控えた方が無難です。また,モスク(寺院)など宗教的な施設を訪れる際には,女性は頭にスカーフの着用を求められます。
 飲酒は都市部や観光地では比較的自由で,酒類を提供するレストランもあるほか,商店でも購入可能です。ただし,飲酒運転,泥酔・めいていするなどの他人への迷惑行為は処罰の対象となります。
(2)イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その機会を利用して,政治的スピーチやデモが行われ,それが大規模化,暴徒化する場合があります。また,その際,モスク等宗教施設やデモ等を狙ったテロや襲撃が行われることもありますので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

2.国民性
 一般的に明るく陽気で,概して親日的と言われています。ただし,すべての人が親切だとは限らないことに十分留意する必要があります。

3.衛生事情
 夏季には食中毒による腹痛や下痢を訴える人が多くいます。飲用には水道水を避け,栓の開いていない市販のミネラルウォーターを利用するようお勧めします。また,レストラン等では氷に水道水を使用している可能性がありますので,避けることをお勧めします。さらに,生野菜は高級レストラン以外では口にしない方が無難です。なお,客の少ないレストランでは,古い食材を使っている可能性もありますので注意してください。

4.病気
(1)市街地では,冬季の空気乾燥や,暖房による空気汚染により,のどを痛めたり風邪をひいたりすることがありますので,注意してください。
(2)近年,クリミア・コンゴ出血熱による死者が報告されています。クリミア・コンゴ出血熱ウイルスは,マダニによって媒介されるため,主にマダニの活動が活発となる春から初夏にかけ,「特に」黒海沿岸地域で発生しています。観光地や都市部では定期的に薬剤散布をしていますが,草むらや公園の芝生等を訪問した後は,ダニが体に付いていないか確認することをお勧めします。ダニに咬まれているのを発見した場合は,自分で取り除かず,医師の診察を受けてください(取り除き方を誤るとダニの一部が体内に残り,そこからウイルスが流入して感染するおそれがあるため)。
また,地域によっては野犬が多く,咬まれることで狂犬病にかかる危険性もありますので注意が必要です。狂犬病は犬に限らず,猫やキツネ等にも感染するので,不用意に動物に触れることは避けてください。
 また,外務省ホームページ「世界の医療情報」(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/nm_east/turkey.html )において,トルコ国内の衛生・医療情報等を案内していますので,渡航前には必ずご覧ください。
 その他,必要な予防接種等については,以下の厚生労働省検疫所ホームページを参考にしてください。
◎感染症情報(http://www.forth.go.jp

● 緊急時の連絡先


◎警察(国内共通):TEL 155
◎交通警察(〃) :TEL 154
◎ジャンダルマ  :TEL 156
◎救急車(〃)  :TEL 112
◎火災(〃)   :TEL 110
◎沿岸警備隊(〃):TEL 158
◎在トルコ日本国大使館 :TEL 0312-446-0500
国外からは(国番号90)312-446-0500
◎在イスタンブール日本国総領事館 :TEL(0212)317-4600
   国外からは(国番号90)212-317-4600

※在留邦人向け安全の手引き
 現地の在外公館(日本大使館・総領事館等)が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」も参照してください。

(問い合わせ先)



○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)


(現地大使館等連絡先)
○在トルコ日本国大使館
  住所:Resit Galip Caddesi No.81, Gaziosmanpasa, Ankara, Turkey
  電話:0312-446-0500
     国外からは(国番号90)312-446-0500
 FAX:0312-437-1812
     国外からは(国番号90)312-437-1812
 ホームページ:http://www.tr.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在イスタンブール総領事館
  住所:Tekfen Tower 10th Floor, Buyukdere Caddesi No.209, 4. Levent 34394, Istanbul, Turkey
  電話:0212-317-4600
     国外からは(国番号90)0212-317-4600
 FAX:0212-317-4604
     国外からは(国番号90)0212-317-4604
 ホームページ:http://www.istanbul.tr.emb-japan.go.jp/index_j.html