情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年04月07日に失効しました。

感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊婦及び妊娠予定の方は特にご注意ください。)(その9)

2016年03月22日

関係国地図

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[前回からの更新内容]
・ジカウイルス感染症の発生地域にキューバを追加(以下2.)
・ブラジル政府発表のジカウイルス感染症と小頭症関連の報告件数(以下3.)

「レベル1:十分注意してください。」
「特に妊娠中の方又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航・滞在を可能な限りお控えください。」

※厚生労働省のホームページにおいても関連情報が提供されていますので,こちらも併せてご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html


1.世界保健機関(WHO)による緊急事態宣言
(1)WHOは、2016年2月1日に開催された、ジカウイルス感染症に関する国際保健規則(IHR)緊急委員会(第1回)会合の勧告を踏まえ、ブラジルにおける小頭症やその他神経障害の急増が「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、Public Health Emergency of International Concern)」に該当することを宣言しました。
(2)3月8日、同緊急委員会の第2回会合が開催され、その結果を踏まえWHOは,一部の流行地域における小頭症及びその他の神経障害の増加が引き続きPHEICに該当することを宣言しています。
 また、WHOは、ジカウイルス感染症と小頭症との関連については更なる研究が必要であるとしつつ,妊婦は感染地域への渡航を控えるべきであることを含む勧告を発出しました。
つきましては、妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航・滞在を可能な限りお控え下さい。やむを得ず渡航・滞在する場合には、在ブラジル日本国大使館等からの最新の関連情報を入手するとともに、主治医と相談の上、厳密な防蚊対策を講じるなど以下5.も参考に十分な感染予防に努めてください。

2.ジカウイルス感染症の発生状況
(1)海外での発生状況
 2015年5月以降、ブラジルをはじめとする中南米地域を中心に、ジカウイルス感染症の発生が報告されています。現在、ブラジルの23州で感染が確認されているほか、WHO等によれば、以下の地域でジカウイルス感染症の感染例が報告されています。
○中南米地域
バルバドス、ボリビア、ブラジル、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、セントビンセントグレナディーン諸島、スリナム、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、フランス領(グアドループ、サン・マルタン、ギアナ、マルティニーク)、オランダ領(アルバ、ボネール、キュラソー及びシント・マールテン)、米領(バージン諸島及びプエルトリコ)
○アジア・大洋州地域
米領サモア,マーシャル、サモア、トンガ、タイ、フランス領(ニューカレドニア)
○アフリカ地域
カーボヴェルデ

(2)国内における感染者の発生
 2016年2月25日及び3月10日、日本国内において、ブラジルに渡航歴のある方にジカウイルスへの感染が確認されました。今回の中南米における流行後としては2例、その他過去には3例報告されています(全て輸入症例)。ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する病気であり、現在日本国内は蚊の活動期ではないため、感染が拡大するリスクは極めて低いと言えます。

3.ジカウイルス感染症と小頭症等との関連
 2015年11月28日、ブラジル保健省は、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症等に関連が見られることを発表しました。同省によれば、同年11月から2016年3月第2週までに、同国内で6,480例の小頭症の疑い例が報告され、検査結果が確定した2,212件のうち863件について、先天性小頭症及び(又は)中枢神経異常と判定されています。現時点においてジカウイルス感染症と小頭症との因果関係は明らかではありませんが、WHOが緊急事態を宣言したことを踏まえ、詳細な調査結果が得られるまでの間、特に妊婦及び妊娠予定の方の流行国・地域への渡航及び滞在は可能な限りお控えください。

4.その他の蚊媒介感染症(デング熱,チクングニア熱)への注意
 ジカウイルス感染症が流行している地域では、同様に蚊を媒介とした感染症であるデング熱やチクングニア熱の発生も例年報告されており、注意が必要です。ブラジルでは、2015年に約160万人がデング熱に感染し、うち863人が死亡しています。感染経路や症状についてはジカウイルス感染症と類似しているため、以下5.を参照に蚊に刺されない予防に努めてください。特に、デング熱は、重症化すると皮下出血や肝腫大等を引き起こし、デング出血熱又はデングショック症候群と呼ばれる重篤な病態を示し、死に至る場合もあります。流行地域へ渡航・滞在される方は予防対策の励行を心がけてください。

5.ジカウイルス感染症について
(1)感染経路
 ジカウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染します。感染した人を蚊が刺すと、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊に他の人が刺されると感染する可能性があります。また稀なケースとして、輸血による感染や、性交渉による感染リスクも指摘されています。流行地域から帰国した男性で、特に妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用してください。
(2)症状
 ジカウイルス感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は2~12日で、主に2~7日で、およそ2割の人に発症すると言われています。発症すると軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などを呈しますが、一般的にデング熱やチクングニア熱より軽症と言われています。
(3)治療方法
 現在、ジカウイルス感染症には有効なワクチンや特異的な治療法はなく、対症療法が行われます。ジカウイルス感染症が流行している地域で蚊に刺された後に発熱が続く、または発疹が出るなど、ジカウイルス感染症を疑う症状が現れた場合には、医療機関への受診をお勧めします。
(4)予防
 ジカウイルス感染症には有効なワクチンもなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。これらの感染症の発生地域に旅行を予定されている方は、次の点に十分注意の上、感染予防に努めてください。
●外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、肌の露出した部分や衣服に昆虫忌避剤(虫除けスプレー等)を2~3時間おきに塗布する。昆虫忌避剤は、ディート(DEET)やイカリジン等の有効成分のうちの1つを含むものを、商品毎の用法・用量や使用上の注意を守って適切に使用する。一般的に、有効成分の濃度が高いほど、蚊の吸血に対する効果が長く持続すると言われている。
●室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤、蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
●規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつける。
●軽度の発熱や頭痛、関節痛や結膜炎、発疹等が現れた場合には、ジカウイルス感染症を疑って、直ちに専門医師の診断を受ける。
●蚊の繁殖を防ぐために、タイヤ、バケツ、おもちゃ、ペットの餌皿等を屋外放置しない、植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。

6.流行地域からの帰国時・帰国後の対応(日本国内の検疫について)
 すべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではないので、蚊に刺されたことだけで過度に心配する必要はありませんが、心配な方や発熱等の症状のある方は、帰国された際に、空港の検疫所でご相談ください。
 また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください。

7.在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
 海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html
 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#  参照)

(参考情報)
○厚生労働省HP(ジカウイルス感染症について)
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html
○世界保健機関(WHO):Microcephaly/Zika virus(英文)
 http://www.who.int/emergencies/zika-virus/en/

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
        (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)
○在ブラジル日本国大使館
 電話:(市外局番61)3442-4200
  国外からは(国番号55)-61-3442-4200
 ホームページ:http://www.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html
○在ベレン領事事務所
 電話:(市外局番91) 3249-3344
  国外からは(国番号55)-91-3249-3344
 ホームページ:http://www.belem.br.emb-japan.go.jp/pt/jp/index.html
○在レシフェ領事事務所
 電話:(市外局番81)3207-0190
  国外からは(国番号55)-81-3207-0190
 ホームページ:http://www.br.emb-japan.go.jp/nihongo/recife.html
○在サンパウロ日本国総領事館
 電話:(市外局番11)3254-0100
  国外からは(国番号55)-11-3254-0100
 ホームページ:http://www.sp.br.emb-japan.go.jp/jp/index.htm
○在リオデジャネイロ日本国総領事館
 電話:(市外局番21)3461-9595
  国外からは(国番号55)-21-3461-9595
 ホームページ:http://www.rio.br.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html
○在クリチバ日本国総領事館
 電話:(市外局番41) 3322-4919
  国外からは(国番号55)-41-3322-4919
 ホームページ:http://www.curitiba.br.emb-japan.go.jp/index_j.html
○在ポルトアレグレ領事事務所
 電話:(市外局番51) 3334-1299
  国外からは(国番号55)-51-3334-1299
 ホームページ:http://www.curitiba.br.emb-japan.go.jp/poa_j.html
○在マナウス日本国総領事館
 電話:(市外局番92) 3232-2000
  国外からは(国番号55)-92-3232-2000
 ホームページ:http://www.manaus.br.emb-japan.go.jp/
○在バルバトス日本国大使館
 電話番号:246-287-5296
  国外からは(国番号1)-246-287-5296
○在ボリビア日本国大使館
 電話:(市外局番2)241-9110~3
  国外からは(国番号591)-2-241-4110~3
 ホームページ:http://www.bo.emb-japan.go.jp/jp/index.htm
○在サンタクルス出張駐在官事務所
 電話:(市外局番3)333-1329
  国外からは(国番号591)-3-333-1329
○在コロンビア日本国大使館
 電話:(市外局番01) 317-5001
  国外からは(国番号57)-1-317-5001
 ホームページ: http://www.colombia.emb-japan.go.jp/japanese/index_j.htm
○在コスタリカ日本国大使館
 電話:2232-1255
  国外からは(国番号506)2232-1255
 ホームページ:http://www.cr.emb-japan.go.jp/japones/index-j.htm
○在ドミニカ共和国日本国大使館
 電話:市外局番(809)567-3365~7
  国外からは(国番号1)-809-567-3365~7
 ホームページ:http://www.do.emb-japan.go.jp/jp/index.htm
○在エクアドル日本国大使館
 電話:(市外局番02)227-8700
  国外からは(国番号593)-2-227-8700
 ホームページ:http://www.ec.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在エルサルバドル日本国大使館
 電話:2528-1111 
  国外からは(国番号503)2528-1111
 ホームページ:http://www.sv.emb-japan.go.jp/index_jp.html
○在グアテマラ日本国大使館
 電話:2382-7300
  国外からは(国番号502)-2382-7300
 ホームページ:http://www.gt.emb-japan.go.jp/mainJA.htm
○在トリニダード・トバゴ日本国大使館(ガイアナ、セントビンセントグレナディーン諸島及びスリナムを兼轄)
 電話:628-5991
  国外からは(国番号868)628-5991
 ホームページ:http://www.tt.emb-japan.go.jp/houjin-page.htm
○在ハイチ日本国大使館
 電話:2256-5885/3333
  国外からは(国番号509)-2256-5885/3333
 ホームページ:http://www.ht.emb-japan.go.jp/j/
○在ホンジュラス日本国大使館
 電話:2236-5511
  国外からは(国番号504)-2236-5511
 ホームページ:http://www.hn.emb-japan.go.jp/
○在ジャマイカ日本国大使館
 電話: (市外局番0876) 929-3338/9
  国外からは(国番号1)-876-929-3338/9
 ホームページ: http://www.jamaica.emb-japan.go.jp/jp/
○在メキシコ日本国大使館
 電話:(市外局番55) 5211-0028
  国外からは(国番号52)55-5211-0028
 ホームページ: http://www.mx.emb-japan.go.jp/
○在レオン総領事館
 電話:(市外局番477)343-4800
  国外からは(国番号52)477-343-4800
○在ニカラグア日本国大使館
 電話:(市外局番なし)2266-8668~8671
  国外からは(国番号505)-2266-8668~8671
 ホームページ:http://www.ni.emb-japan.go.jp/index_j.html
○在パナマ日本国大使館
 電話:263-6155
  国外からは(国番号507)-263-6155
 ホームページ:http://www.panama.emb-japan.go.jp/jp
○在パラグアイ日本国大使館
 電話:(市外局番021)604-616,604-617,603-682,606-900
  国外からは(国番号595)-21-604-616,604-617,603,682,505-900
 ホームページ:http://www.py.emb-japan.go.jp/jap/index-jp.html
○在エンカルナシオン領事事務所
 電話:(市外局番071)202-287,202-88
  国外からは(国番号595)-71-202-287,202-288
 ホームページ:http://www.py.emb-japan.go.jp/jap/encarnacion-jimusho.htm
○在ベネズエラ日本国大使館
 電話:(市外局番 0212)262-3435
  国外からは(国別番号58)-212-262-343
 ホームページ:http://www.ve.emb-japan.go.jp/
○在フランス日本国大使館(フランス領を兼轄)
 電話: (市外局番01) 4888-6200
  国外からは(国番号33)-1-4888-6200
 ホームページ:http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/
○在オランダ日本国大使館(オランダ領アルバ、ボネール、キュラソー及びシント・マールテンを兼轄)
 電話:(市外局番070)- 3469544
  国外からは(国番号31)-70-3469544
 ホームページ:http://www.nl.emb-japan.go.jp/indexj.html
○在ニューヨーク日本国総領事館(プエルトリコ及び米領バージン諸島を兼轄)
 電話: (212) 371-8222
  国外からは(国番号001)212-371-8222
 ホームページ:http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/index.html
○在マーシャル日本国大使館
 電話:247-7463
  国外からは(国番号692)-247-7463
 ホームページ:http://www.mh.emb-japan.go.jp/j/
○在ニュージーランド日本国大使館(サモアを兼轄)
 電話: (市外局番04) 473-1540
  国外からは (国番号64)4-473-1540
 ホームページ:http://www.nz.emb-japan.go.jp/index_j.html
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(市外局番02)207-8502又は696-3002(邦人保護)
  国外からは(国番号66)-2-207-8502又は696-3002
 ホームページ: http://www.th.emb-japan.go.jp/
○在チェンマイ日本国総領事館
 電話:(市外局番053)203367
  国外からは(国番号66)-53-203367
 ホームページ:http://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/
○在トンガ日本国大使館
 電話:22221
  国外からは(国番号676)-22221
 ホームページ:http://www.ton.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在ホノルル日本国総領事館(米領サモアを兼轄)
 電話:(市外局番808) 543-3111
  国外からは(国番号001)-808-543-3111
 ホームページ:http://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在セネガル日本国大使館(カーボヴェルデを兼轄)
 電話:(国番号221)33-849-5500
 ホームページ:http://www.sn.emb-japan.go.jp/
○在シドニー日本国総領事館(ニューカレドニアにおける緊急時の連絡先)
 電話:(市外局番02)9250-1000
  国外からは(国番号61)2-9350-1000
 ホームページ:http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/index_j.htm
○在キューバ日本国大使館
 電話:(市外局番07)204-3355
  国外からは:(国番号53)7-204-3355
 ホームページ:http://www.cu.emb-japan.go.jp/