マリ | Mali

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年05月24日現在有効です。

マリについての海外安全情報(危険情報)の発出

2016年02月09日

関係国地図

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●北部3州(トゥンブクトゥ州,キダル州,ガオ州),モプチ州,モーリタニア国境に隣接する乾燥地域(セグー州北部,クリコロ州北部,カイ州北部(カイ市周辺除く)
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(継続)
●上記及び下記以外の地域
:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
●クリコロ州南部のうち首都バマコ市,カティ市,クリコロ市及びそれらの周辺地域
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)

☆詳細については,下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)2013年1月,マリ北部を占拠していたイスラム過激派武装勢力の南進を受け,仏軍,アフリカ主導マリ国際支援ミッション(AFISMA)軍及びマリ国軍による軍事作戦(バルカンヌ作戦)が開始されました。これにより,同武装勢力の大半は北部の主要都市から排除されましたが,その後も,特に北部地域においては,イスラム過激派武装勢力によるマリ軍隊や国連PKO部隊(国際連合マリ多面的統合安定化ミッション:MINUSMA)等を標的としたテロ事件が続発しています。2015年には中部モプチ州でも,マリ軍,MINUSMAの宿泊先ホテルを狙ったテロが発生しました。
また,マリ北部では,外国人誘拐事件も発生しています。
(2)首都バマコも例外ではなく,イスラム過激派組織によるテロ事件が発生しています。2015年3月に市内繁華街に所在するレストランにおいて武装集団による襲撃事件が発生しました。同年11月には,多くの外国人が利用するバマコ市中心部のホテルが武装集団に襲撃され,多数の外国人が犠牲となる事件が発生しました。イスラム過激派組織が犯行声明を発出しており,今後同様の事件が発生するおそれがあります。
(3)近年,シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や,パリでも同時多発テロ事件などが発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2.地域情勢
(1)北部3州(トゥンブクトゥ州,キダル州,ガオ州),モプチ州,モーリタニア国境に隣接する乾燥地域(セグー州北部,クリコロ州北部,カイ州北部(カイ市周辺除く)
:「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」(継続)
ア マリ北部では,現在も仏軍がテロリスト掃討作戦を行うとともに,国連MINUSMA軍が平和維持活動を継続しています。なお,2015年6月にマリ政府と北部2大武装勢力との間で和平・和解合意の署名が完結し,和平と和解の早期実施に向けフォローアップ委員会で話し合い等が行われていますが,一方で同合意に反対するテロリストグループ及び犯罪グループの攻撃や犯罪が頻繁に発生しています。
イ 特にテロリストグループは検問所の襲撃やロケット弾や簡易爆発装置を使用してMINISUMA軍基地や同軍の車輌を標的としたテロを繰り返し行っており,依然として危険な状況が続いています。また,本年1月には,トゥンブクトゥにおいて,スイス人女性の誘拐事件も発生しております。
ウ モプチ州では,2015年8月,マリ軍とMINUSMAの宿泊先ホテルが襲撃される事件が発生しているほか,マリ中部を拠点とする過激派組織であるマシナ解放戦線が勢力圏を拡大しており,このような過激派組織が関与すると思われる襲撃事件の発生が増加しています。また,北部同様にテロや報復攻撃に対する脅威度が高く,同州の一部地域には,イスラム過激派組織が敷設した地雷が埋められており大変危険です。
エ モーリタニア国境に隣接する地域は乾燥地帯が広がっており,イスラム過激派武装勢力が頻繁に侵入・潜伏している模様であり,過去には欧米人の誘拐事件が発生していることから,今後も同様の事件が発生する危険性があります。
 
 ついては,これらの地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。また,既に滞在されている方は直ちに同地域から退避してください。

(2)上記(1)及び下記(3)以外の地域
 :「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
 ア セグー州,クリコロ州南部,カイ州の一部は退避勧告地域に接しており,首都バマコ市,カティ市,クリコロ市の周辺地域を含め,イスラム過激派組織によるテロや誘拐及び報復攻撃に対する脅威は依然として高い状況が継続しています。
 イ また,南部シカソ州ではイスラム過激派組織と称する武装集団による治安機関要員や村落に対する襲撃事件も発生しています。

 つきましては,同地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。
 なお,真にやむを得ない事情でこれらの地域に滞在する場合は,在留届けの提出を速やかに行い,在マリ日本大使館に自身の在留を知らせるとともに報道等により現地の最新情報の入手に努め,夜間の外出は控えるとともに民間警備会社による警備を依頼する等,所属企業や団体等を通じて必要かつ十分な安全対策を講じてください。

(3)クリコロ州南部のうち首都バマコ市,カティ市,クリコロ市及びそれらの周辺地域
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
ア 2015年11月20日,首都バマコ中心部に所在し,外国人も多く利用する「ラディソン・ブルー・ホテル」が武装集団による襲撃を受け,外国人を含む22人が死亡,多数の負傷者が発生しました。事件後,「アル・ムラービトゥーン」,「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)」,「マシナ解放戦線」といったイスラム過激派組織が関与を表明する声明を発出しました。同事件の発生を受け,11月21日,マリ政府はマリ全土に国家非常事態を宣言(2016年3月31日まで延長)するとともに,マリ国民に対してテロへの警戒を呼びかけています。
イ バマコ市内では,同年3月にも繁華街にあるレストランにおいて,武装集団による襲撃事件が発生し,外国人を含む5人が死亡するテロ事件が発生しました。
ウ バマコ市においては,治安機関要員が広範囲に展開しており,警備も強化されてきていることから,これまで他の都市に比べて比較的治安が落ち着いているとみられていましたが,市内でテロ事件が続けて発生したことは,首都であってもイスラム過激派組織による爆弾テロや襲撃の脅威が存在していることを示しており,今後も同様の事件が発生するおそれがあることから高い警戒が必要です。
エ 首都に次ぐ主要都市である,カティ市及びクリコロ市についても国内の他の都市に比べて治安が落ち着いている状況はありますが,首都同様,ホテルやレストランといった外国人が多く集まる場所がテロの標的となる可能性は排除されません。
オ また,国内の騒乱や周辺国の混乱に乗じて市中に銃器が出回り,銃器を使用した犯罪が増加傾向にあることが指摘されており,2014年11月には夜間に外出先から帰宅したフランス人男性が自宅前でカージャックに遭い,抵抗したため拳銃で撃たれ死亡するという事件が発生しています。

 ついては,同地域への不要不急の渡航は止めてください。仮に,渡航・滞在する場合には,夜間の外出は控え,民間警備会社による警備等十分な安全対策を講じるとともに,現地の最新の情報の入手に努めて行動して下さい。特に都市部において多くの外国人が宿泊するホテルの利用には十分な注意が必要です。上記バマコでのホテル襲撃事件に続き,隣国ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて,2016年1月15日,AQIMによるホテル襲撃事件が発生し,外国人を含む多くの犠牲者が出ており,マリを含むアフリカ西部において今後も同様の事件が発生するおそれがあります。そのためホテル,さらにはテロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設,ナイトクラブ,バーなど不特定多数が集まる場所)は可能な限り避け,やむなく訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。

3.滞在に当たっての注意
 マリに滞在される方は,陸路での出入国は避け,在マリ日本国大使館や現地関係機関,報道等より最新の情報を入手し,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。
(1)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要なので,到着後遅滞なく在マリ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じた時,またはマリを去る(一時的な旅行を除く)時は,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。郵送,FAXによっても在留届の提出を行うことができます。
(2)在留届の提出義務のない3か月未満の短期滞在の方(海外旅行・出張者など)についても,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして,2014年7月1日より,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,是非活用してください。
(3)外出の際は,身の回りの安全に十分注意してください。また,派手な服装や目立つ荷物の携行はできるだけ避けるようにしてください。
(4)不測の事態に備え,食料,飲料水,必要な医薬品を予め備蓄しておくとともに,緊急時の国外退避に備え,パスポートやビザの有効期限を確認し,すぐに持ち出せる現金,クレジットカード及び航空券の準備をしておくことをお勧めします。なお,緊急時に運行される航空機等においては,正規航空運賃が適用される場合も多々あることから,現金及びクレジットカードの支払可能額が十分かについても確認してください。

4.隣国のアルジェリア,ニジェール,コートジボワール,ブルキナファソ,ギニア,モーリタニア,及びセネガルについても,別途それぞれ危険情報が発出されていますので,併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3680
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在マリ日本国大使館
 住所:Iimmeuble SONIT 5ème étage, Rue 252, Port1170, Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali
 電話:(市外局番なし)2070-0150(代表)
   国外からは(国番号:223)2070-0150
 FAX:(市外局番なし)2021-7785
   国外からは(国番号:223)2021-7785
 緊急携帯電話(夜間,休館日):(市外局番なし)6675-3326
   国外からは(国番号:223)6675-3326
 ホームページ:http://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html