ホンジュラス | Honduras

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年02月05日に失効しました。

ホンジュラスについての海外安全情報(危険情報)について

2015年04月07日

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●首都テグシガルパ市、コルテス県、アトランティダ県、ヨロ県、コロン県、オランチョ県、グラシアス・ア・ディオス県、コマヤグア県、コパン県、サンタ・バルバラ県、及びオコテペケ県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)

●その他の地域
 :「レベル1:十分注意してください。」(継続)
☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。
1.概況
(1)ホンジュラス政府の発表によると2014年の殺人による死者は5,801人で、前年比630人減少し、10万人あたり殺人発生率は66.49人(ピーク時の2011年は86.5人:日本は1人未満)と減少しましたが、依然として連日新聞報道では、殺人事件が伝えられており、若干低下したとはいえ、厳しい治安情勢が続いています(これらの多くの事件には銃器が使用されている)。また、国家警察によれば、2014年中、48件の誘拐事件が発生し(2013年は31件)、認知件数としては若干の増加傾向にありますが、犯人らからの報復を恐れ、治安機関に届け出の無い「未届け事件」も多いとみられ、実際には相当数の誘拐事件が発生しているとみられます。さらに、統計には含まれない、いわゆる「短時間誘拐」(注:被害者を一時的に拘束し、ATM(現金自動預払機)等で現金を引き出させた上で解放するもの。)が多発しています。誘拐対策の詳細はホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html )を参照してください。

(2)ホンジュラスは「麻薬の経由地」となっており、南米から北米に密輸されるコカインの約80%はホンジュラスを経由しているといわれています。特に、北部、西部及び東部における麻薬組織の活動が活発化し、組織間抗争や麻薬取引のトラブルによる殺人事件も多発しています。また、北部地域や西部の山間部では麻薬の精製工場とみられる施設も摘発されています。

(3)青少年凶悪犯罪集団「マラス」等の犯罪組織は、殺人、強盗、誘拐等の犯罪を実行しています。マラス等の犯罪組織は、バスやタクシー等の交通機関関係者や商店等から「みかじめ料」を脅し取っているとみられており、「みかじめ料」の支払いを断ったために殺害されるケースも増えています。特に、都市部では「みかじめ料」の不払いが原因と思われるバスやタクシー等の運転手に対する銃撃事件が相次いで発生しています。

(4)現在も国軍兵士が警察業務の一部に従事しており、街頭での警戒活動を行っています。国家警察による捜査能力は大変低く、また、慢性的な警察官不足のため、殺人事件等凶悪犯罪の大半が未だ解決に至っていません。

(5)ホンジュラスでは、雨季だけでなく乾季でも大量の降雨があり、土砂崩れ、幹線道路の陥没、橋の倒壊の被害があり、車両で移動する際は注意が必要です。

(6)シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件をはじめ、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば、日本人、日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識し、誘拐、脅迫、テロ等の不足の事態に巻き込まれることがないよう、海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2.地域情勢
(1)首都テグシガルパ市
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
ア テグシガルパ市内では、全域において殺人や誘拐が散発しており、正確な統計はありませんが、テグシガルパ市だけでも数十万人が強盗被害に遭ったとの情報もあり(テグシガルパ都市圏の人口は約130万人といわれている)滞在には注意が必要です。テグシガルパ市周辺に所在する貧困地区では殺人や強盗等の凶悪犯罪が多発しており、絶対に立ち寄らないようにしてください。
イ コマヤグエラ地域、セントロ地区、環状道路・主要幹線道路周辺地域
 チョルテカ川以西の地区は、 「マラス」構成員が多く居住し、テグシガルパ市の中でも特に治安悪化が顕著な地区で居住者等以外の者の進入を妨害するという情報もあり、注意が必要です。
 2012年9月、コマヤグエラ地域及びセントロ地区の境界付近にある市場を一人で観光していた日本人旅行者が、二人組の強盗に頭部を銃で殴られ、パソコンや携帯電話等を盗まれるという事件も発生しました。コマヤグエラ地域及びセントロ地区を徒歩で散策・移動することは極力避けてください。コマヤグエラ地区に所在する長距離バス等のターミナルに立ち寄る場合、ターミナル内での移動は必要最小限とし、ターミナルから外のコマヤグエラ地域に徒歩で出ることは極力避けてください。また、同地域内には低料金のホテルも多く存在しますが、上記理由から、コマヤグエラ地区やセントロ地区内での宿泊は控えることをお勧めします。
 トンコンティン国際空港内は、警察官や軍関係者が厳重に警備しているため重大事件も発生しておらず、比較的安全な場所と言えます。しかし、空港周辺は強盗や誘拐事件が多発している地域であり、近年では夜間営業の風俗店等が増え、雰囲気も悪く治安の悪化が顕著です。付近の地域では自動小銃を使用した大量殺人事件も発生していることから、同地域にむやみに立ち入らないでください。また、主要幹線道路上においては、「みかじめ料」を巡る争いと思われるタクシーやバス運転手への襲撃事件が多発しています。「マラス」等の犯罪組織は、襲撃の際にけん銃や自動小銃を使用する場合が多く、跳弾や流れ弾にも十分注意する必要があります。

(2)コルテス県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 コルテス県内の殺人の多くはサンペドロスーラ市及び周辺地域で発生しています。サンペドロスーラ市では、首都テグシガルパ市よりも「マラス」の活動が活発で、強盗が多発していると言われています。
 ラモン・ビジェダ・モラレス国際空港付近の治安が悪化していることから、同空港付近での滞在は避け、市中心部(環状道路(通称シルクンバラシオン)南側の大型ショッピングモールや外資系ホテルの所在する地区)へ移動することをお勧めします。2013年1月、同市内をカメラで撮影しながら散策中の外国人旅行者が強盗団に襲撃され、カメラ等の所持品を奪われた後に射殺される事件や、2014年10月、カナダ人2名が銀行から大金を下ろした直後に襲われて銃撃を受け、重傷を負う事件も発生していることから、極力貴重品を持ち歩いたり、目立った言動をしないことをお勧めします。 
 また、チョロマ市、ビジャヌエバ市及びラ・リマ市においては治安の悪化が顕著ですテグシガルパとサンペドロスーラを結ぶ幹線道路から、これらの市街地へ入ることは避けてください。

(3)アトランティダ県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 国内の犯罪組織のみならず外国の犯罪組織も流入しているとみられています。
 ラ・セイバ市は、カーニバルやカリブ海観光の玄関口として有名ですが、近年は麻薬密輸の主要ルートになっているとみられており、利権争いによる犯罪組織間の抗争の激化に伴った殺人事件も多発しており、治安が依然として悪化しています。旅行者が訪れる海岸沿いの地域でも強盗等の事件が発生しており、滞在には十分注意が必要です。

(4)ヨロ県、オランチョ県、サンタ・バルバラ県、オコテペケ県及びグラシアス・ア・ディオス県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 これらの地域は麻薬組織の影響が非常に強く、麻薬がらみや縄張り争いと見られる犯罪組織間の抗争が各地で多発しています。また、麻薬を搭載した小型飛行機が離着陸しているところもあり、麻薬や銃器の主要な密輸ルートとなっています。また、一部地域では麻薬組織による検問が行われているとも言われています。
 銃器保有率が高いところもあり、酒に酔った上での口論が殺人事件に発展するケースもありますので、夜間の外出や酒類を提供する店への立ち寄り等は控えることをお勧めします。
 また、グラシアス・ア・ディオス県は、そのほとんどが密林地帯であり、交通アクセスは悪く他県から陸路で入ることが困難なため、緊急事態の際には十分な支援が受けられない可能性があります。また、県内には麻薬密輸用の小型飛行機の着陸用滑走路やコカイン精製工場が存在する等、麻薬組織の勢力は依然として強いとみられていることから、今後の治安情勢は不透明な状況が続くとみられます。

(5)コロン県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 最近では少し沈静化しているものの、バホ・アグアン地区では土地の所有権をめぐり死傷者を伴ういざこざが散発的に続いており、大量の武器も流通しているようです。県内の幹線道路の沿道の多くはパーム椰子農園となっていますが、上記土地所有権の問題は同農園内で発生していることから、トラブルに巻き込まれるリスクを避けるため、幹線道路から農園内等の沿道地域に入ることは控えてください。トコア市をはじめ、その他の地域でも強盗や殺人事件が多発しており、また、同県は麻薬組織の勢力が強い地域でもあり、上記バホ・アグアン地区も含め、今後の治安情勢は不透明な状況にあることから滞在には注意が必要です。

(6)コマヤグア県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 比較的治安の良い地域とされてきましたが、近年はコマヤグア市及びシガテペケ市を中心として治安が悪化しており、今後の治安情勢には十分な注意が必要です。都市部(コマヤグア市及びシグアテペケ市)においては殺人や強盗が多発傾向にあり、2014年6月にはコマヤグア市内で4人が銃撃により殺害され、シガテペケ市内においても同年8月に銃撃を受けて2人の若者が殺害されるなどの事件が発生し、今後の治安悪化が懸念されています。また都市部以外の山間部においては、強盗団の活動も確認されており、警察と強盗団との銃撃戦が散発している等、都市部以外の地域でも治安悪化の傾向がみられます。

(7)コパン県
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
 国内の観光名所となっているコパン遺跡があり国内外から多くの旅行者が訪れる地域です。遺跡付近は観光警察が配備されるなど、警戒を強化しているため、比較的治安は安定しています。しかし、グアテマラとの国境沿いのフロリダ市、エルパライソ市、コパンルイナス市、カバニャ市及びラ・ウニオン市においては麻薬組織の活動が非常に活発化しており、コカインの精製所が相次いで摘発を受けたり、麻薬組織に関する多数の不動産が押収されるなど、犯罪組織等の影響が強まっているとみられていますので、県内の全域において注意が必要です。
 つきましては、上記(1)~(7)の地域に渡航・滞在を予定している方は、不要不急の渡航は止めてください。上記情勢にもかかわらず、やむを得ない理由で渡航・滞在する場合には、大使館や報道等により最新の治安情報を入手しつつ、周囲に警戒を払う等、十分な安全対策を講じてください。また、移動に際しては、信頼できる現地事情に詳しい人を同行させるなどしてください。

(8)その他の地域
 :「レベル1:十分注意してください。」(継続)
ホンジュラス国内では犯罪が地域を問わず発生しています。依然として、銃器を使用した凶悪犯罪が多発しており、厳しい治安情勢が続いています。 これまで治安が比較的安定しているとされた地域においても、国内外の麻薬組織による影響を受けている地域も確認されています。比較的安全とされている地域であっても、殺人・強盗等の犯罪は日本とは比較にならないほど多発していることを念頭に置いた行動に努めるようにして下さい。
 つきましては、上記地域に渡航、滞在を予定している方は、最新の情勢入手に努めるとともに、昼夜を問わず、常に周囲に警戒するなど、各種犯罪等不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢及び次の事項に十分注意して行動し、危険を避けてください。また、日本国外務省、在ホンジュラス日本国大使館、現地関係機関より最新の治安情報を入手するようにしてください。現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在ホンジュラス日本国大使館に「在留届」を提出してください。住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はホンジュラスを去る(一時的な旅行を除く)際には、必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は、在留届電子届出システム(ORRネット、http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また、登録は郵送、FAXによっても届出を行うことができますので、在ホンジュラス日本国大使館まで送付してください。
 また、在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)について、現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして、2014年7月1日より、外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので、ぜひ活用してください。
(1)夜間は不要な外出をしない。また昼間でも単独行動はできる限り避ける。
(2)徒歩での移動は極力避け、たとえ近距離でも車両で移動する。
(3) 外出時は目立たない服装をし、現金は分散して所持し、時計やアクセサリーなどの貴金属類などを身に着けない。携帯電話を盗むためだけの路上強盗も発生しているので携帯電話はズボンのポケットやバッグに入れ、路上での通話は避けるなど目立たないように携行する。
(4) 強盗被害に遭った場合は、犯罪者のほとんどが銃器を所持していると考えられるので、生命の安全を第一に考え、決して抵抗せず、抵抗する素振りも見せないようにする。また、金目のものを何も所持していない場合、強盗犯が逆上して腹いせに発砲するケースもあるので、財布には500レンピーラ(約 2、500円)程度の現金を入れておくだけとし、残りは別の場所に入れて持ち歩くようにする。
(5)車内での強盗・ スリが横行しているうえ、乗客を狙った強盗犯と銃器を所持する乗客が撃ち合う事件も発生しており、特に被害が多発している「ラピディート」と呼ばれるマイクロバスや「コレクティーボ」(相乗りタクシー)の利用は避け、ラジオタクシーを利用する。夜間の流しのタクシーは絶対に利用しない(強盗に豹変する場合あり)。
(6)都市の駐車場や通行量の少ない地方の街道において、車両強盗が多発しているため、走行中や駐車しておいた車に戻る際などには周囲の状況をよく確認する。特に夜間の移動は控える。
(7)ホテル、一戸建てアパート等の滞在先に見知らぬ者が訪ねてきたら、たとえ制服を着た警官であっても偽者の可能性があるので、絶対にドアを開けない。
(8)飲食店を狙った強盗事件も散発しており、犯人と銃器を所持している客との銃撃戦となることもあることから、飲食店を利用する場合は、店のセキュリティー状況(警備員の配置等)についても注意を払い、万一銃撃戦等が発生した場合は、即座に床に伏せる等の対応をとるように心掛ける。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)3678
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
         http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)                                       
○在ホンジュラス日本国大使館
住所:Col.San Carlos, Calzada Rep. Paraguay, Tegucigalpa, D.C. Honduras, C.A. (Apartado Postal 3232
電話:2236-5511
 国外からは(国番号504)-2236-5511
FAX:2236-6100
 国外からは(国番号504)-2236-6100
ホームページ:http://www.hn.emb-japan.go.jp/