情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2015年11月09日に失効しました。

感染症危険情報(ギニア及びシエラレオネにおけるエボラ出血熱の流行)

2015年10月14日

関係国地図

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「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」

「現地で十分な医療が受けられない可能性がありますので、徹底した感染予防を励行してください。」
「帰国に際しては、経由地の空港等で停留される可能性がありますので留意してください。また、日本国内の検疫所では、エボラ出血熱の流行国からの入国時に健康状態の確認を求めていますのでご協力ください。」



※感染者数等についての最新情報は、「感染症広域情報」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp#widearea
)でご確認ください。また、厚生労働省検疫所のホームページ(http://www.forth.go.jp/news/2014/09021454.html
においても、最新の発生状況やエボラ出血熱の概要等について関連情報が提供されていますので、こちらもあわせてご確認ください。

1.エボラ出血熱の発生状況
 2014年3月にギニアで確認されたエボラ出血熱の流行は、その後、リベリア、シエラレオネに拡大しました。WHOは、2014年8月6日及び7日に緊急委員会会合を開催し、8月8日、今回の西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対し、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、Public Health Emergency of International Concern)」を発表しました。
 2015年10月7日付けのWHOの発表では、これまでの感染者数は累計で28,457人(うち死亡11,312人)となっています。

(1)ギニアでは、これまでに累計で3,804人の感染者数(可能性の高い例,疑い例含む)、うち2,534人の死亡者数が報告されています(10月7日、WHO発表)。2015年に入ってからは、新規感染者数や感染地域は大幅に減少しました。最近では感染者の発生しない週もありますが、現在、首都コナクリ市及びフォレカリア県で新規感染者が報告されています。ギニア政府は、3月28日に「強化緊急衛生宣言」を発表し、エボラ患者が多く発生していた沿岸地方7県(フォレカリア、コヤ、デュブレカ、ボケ、ボファ、キンディア、フリア)及びコナクリ市を対象に、エボラ出血熱の流行終息に向けた対策を強化しています。ギニア政府保健当局によれば、同宣言はゼロ・ケース達成まで延長されました。また、エボラ出血熱対策に精力が注がれており、コレラやマラリアなど、エボラ出血熱以外の従来の感染症対策が手薄になっているため、それら感染症に対しても一層の注意が必要です。

(2)シエラレオネでは、これまでに累計で13,945人の感染者数(可能性の高い例、疑い例含む)、うち3,955人の死亡者数が報告されています(10月7日、WHO発表)。2015年に入ってからは、新規感染者数や感染地域は大幅に減少しており、最近では感染者の発生しない週もありますが、終息はしていません。シエラレオネ政府は引き続き全土を対象に非常事態宣言を発出しています。

2.つきましては、ギニア及びシエラレオネへの不要不急の渡航は止めてください。また、ギニア及びシエラレオネに滞在中の方は、現地で十分な医療が受けられない可能性がありますので、徹底した感染予防を励行してください。

(1)感染症対策として、以下の点に留意してください。
 エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす、致死率が高い極めて危険な感染症です。
 患者の血液、分泌物、排泄物などに直接触れた際、皮膚の傷口などからウイルスが侵入することで感染します。ヒトからヒトへの感染は、家族や医療従事者による患者の看護や葬儀の際の遺体への接触を通じて起きることが報告されています。
 現在、安全性や有効性が確立された予防のためのワクチンや治療薬は存在せず、治療は対症療法が基本となります。潜伏期間は2日から21日(通常は7日程度)で、発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・食欲不振などに始まり、嘔吐・下痢・腹痛などの症状があります。更に悪化すると、皮膚や口腔・鼻腔・消化管など全身に出血傾向がみられ、死に至ります。
 エボラウイルスの感染力は必ずしも強くないため、アルコール消毒や石けんなどを使用した十分な手洗いを行うとともに、エボラ出血熱の患者(疑い含む)・遺体・血液・嘔吐物・体液や動物に、直接触れないようにすることが重要です。

(2)やむを得ず、ギニアに渡航・滞在する場合には、日本国外務省、在ギニア日本国大使館、現地関係機関等よりの最新情報の入手に努めつつ、上記の事項に十分留意して危険を避けるようにしてください。シエラレオネには、日本国大使館が設置されていないこともあり、事件・事故等が発生した場合の迅速な対応が非常に困難ですので、留意してください。万一、事件等に巻き込まれた場合には、同国を兼轄する在ガーナ日本国大使館に連絡してください。

3.日本への帰国の際の留意点等
 エボラ出血熱は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において、一類感染症に指定されています。
 厚生労働省は、日本入国前の21日間にエボラ出血熱流行国への渡航歴がある方に対し、以下のとおり健康状態の監視を行っています。
 ・流行国を出国後21日間、1日2回の体温測定の実施及びその結果についての検疫所等への報告が求められます。
 ・38度以上の発熱があるなどの体調不良がある場合には、直ちに検疫所や最寄り保健所への連絡が求められます。
 ・なお、流行国に渡航し帰国した後、一ヶ月程度の間に発熱した場合には、万一を疑い、まず保健所に連絡し、その指示に従ってください。
 詳細については、下記をご参照ください。
厚生労働省:「エボラ出血熱について」
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html
厚生労働省検疫所(FORTH):検疫所一覧
 http://www.forth.go.jp/link/index.html

(参考情報)
 ○厚生労働省検疫所/FORTH:「西アフリカでエボラ出血熱が発生しています」
 http://www.forth.go.jp/news/2014/09021454.html
 ○国際保健機構(WHO):Ebola virus Desease(英文)
 http://apps.who.int/ebola/
(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
        (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)
 ○在ギニア日本国大使館
  住所:Ambassade du Japon en Guinee、Landreah Port、Corniche Nord、Commune de Dixinn、Conakry、Republique de Guinee.
     郵便物宛先:B.P.895、Conakry、Republique de Guinee.
  電話:628-6838-38~41
     国外からは(国番号224)628-6838-38~41
  FAX:(衛星電話コード870)782-500-815(インマルサット)
  ホームページ:http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/
 ○在ガーナ日本国大使館(シエラレオネを管轄)
  住所:Fifth Avenue、West Cantonments Accra、Ghana
  電話:(市外局番030)2765060、2765061
     国外からは(国番号233)30-2765060、2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
     国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:http://www.gh.emb-japan.go.jp/j/