ボリビア | Bolivia

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年02月04日に失効しました。

ボリビアについての海外安全情報(危険情報)の発出

2015年09月09日

関係国地図

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●ラパス市、エルアルト市、コパカバーナ市、サンタクルス市、ポトシ市及びベニ県
 :「レベル1:十分注意してください。」 (継続)



☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)ボリビアでは、頻繁にデモや道路封鎖等の抗議行動が発生しており、しばしば放火や暴動等に発展し、陸路での移動が困難になる場合があります。2012年6月には、待遇を不満とする下級警察官がストライキを行い、軍隊と一触即発の状態が数日間続いたほか、2014年3月には道路封鎖を行った鉱山労働者と道路封鎖を解除しようとした警官隊が衝突し、62人の死傷者が発生しました。
(2)サンタクルス県及びベニ県は、ブラジルとの国境地帯において麻薬密輸に係る犯罪が多発しており、過去には、外国人旅行者が麻薬密輸関係の事件に巻き込まれて殺害されたとみられる事例も発生しており、十分な注意が必要です。
(3)一般犯罪に関しては日本人旅行者に対する偽警官による盗難事件がラパス市内の観光地を中心に多発している他、2015年1月にはラパス市のセントロ(旧市街)地区にて日本人旅行者が被害に遭う首絞め強盗が2週連続して発生しており警戒が必要な状況となっております。
(4)ボリビアにおける主要な犯罪の詳細は、安全対策基礎データ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=262
及び在ボリビア日本国大使館のホームページ
http://www.bo.emb-japan.go.jp/hp/02cons/00jp/07anzen/ja.htm
に掲載しているので、これらも参照してください。
(5)シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件をはじめ、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)等のイスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば、日本人、日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。このような情勢を十分に認識し、誘拐、脅迫、テロ等の不測の事態に巻き込まれることがないよう、渡航情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

2.地域情勢
(1)ラパス市
ア 日本人を含む外国人旅行者を標的とした犯罪が増加しており、特に犯罪が増加する夜間の外出には注意が必要です。また、市内でデモや集会等の示威行動が度々行われています。2012年6月には、待遇を不満とする下級警察官がストライキを行い、軍隊と一触即発の状態が数日間続き、2014年4月には、ボリビア国軍内部での下士官に対する差別的取り扱いの撤廃を要求する国軍下士官等による大規模なデモが続きました。ラパス市への渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、新聞、テレビ、在ボリビア日本国大使館及び在サンタクルス領事事務所等を通じて最新の治安情報(道路の封鎖状況、デモの状況等)の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
イ ラパス市内の各バス発着所付近、観光客の多いサガルナガ通り、ムリージョ広場周辺、学生広場周辺、イサベラ・カトリカ広場周辺等で、偽警察官及び置き引きによる被害が発生していますので、注意してください。
ウ ティワナク遺跡やソラタ行きのミニバスが発着するラパス市内のセメンテリオ地区では、日本人旅行者を含む外国人旅行者がたびたび置き引き等の被害に遭い、タクシーによる「短時間誘拐」(または「特急誘拐」(注:被害者を一時的に拘束し、ATM(現金自動預払機)等で現金を引き出させた上で解放するもの))も発生しています。同地での単独行動は避け、夕方以降は同地区へは立ち入らないようにしてください。
(2)エルアルト市
 ラパス市に隣接し、国際空港のあるエルアルト市は、貧困層が多く住み、昼夜を問わず犯罪が多発しており、プロレス観戦や市場散策等を目的に同市を訪問した日本人旅行者が首絞め強盗やスリの被害に遭っています。また、デモや道路封鎖が頻発しており、2010年には、ガソリン値上げの大統領令に反対する住民達が高速道路を封鎖し、料金所に放火する等の過激な抗議活動が行われ、それ以降も料金所付近でたびたびデモやタイヤを燃やす行為が行われています。こうしたことから、同市へは、国際空港を除いて不要不急の立ち入りはお勧めできません。
(3)コパカバーナ市
 観光名所であるチチカカ湖畔のコパカバーナ市においても首絞め強盗や窃盗の被害が報告されているほか、定員10人程度のミニバスを使用し、観光客を待ち伏せ、又はタクシーを装って声をかけて客引きをし、乗った客をそのまま誘拐・監禁して現金や貴重品を奪った上、キャッシュカードやクレジットカードの暗証番号を教えるよう脅すといった「待ち伏せ誘拐」が発生しています。このため同市を訪れる際は、なるべく個人旅行は避け、大型バスで移動するツアーに参加することをお勧めします。
(4)サンタクルス市
ア 近年、反政府派市民団体による示威行動は沈静化していますが、今後も同地域において政府の政策に反対する各種デモや集会が行われる可能性があります。サンタクルス市においては、過去に政治目的とみられる爆弾事件も数件発生しています。事件に巻き込まれる可能性がありますので、政治目的と思われる集会やデモには、近づかないでください。
イ 報道等によりますと、サンタクルス市においては、麻薬や武器密輸に従事する国際犯罪組織が活動しているようですが(注:麻薬は、主としてペルーやコチャバンバ近郊から運ばれ、サンタクルス経由で欧州、ブラジル等へ密輸されるのが一般的と言われている)、これら麻薬密輸組織の犯罪に一般人が巻き込まれるケースは少ないものの、置き引き、スリ、強奪を含む一般犯罪も多発しており、銃器を使用した強盗事件に日本人が巻き込まれた例もあります。タクシーを利用する場合はいわゆる流しのものではなく、信頼できるラジオタクシーを利用することをお勧めします。2012年3月にはブラジル発サンタクルス行きの2台の観光バスが武装した強盗団に襲われたこともありますので、サンタクルス市に渡航・滞在を予定している方は、事前に現地の治安情報を収集し、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(5)ポトシ市
 2010年ポトシ県ポトシ市において、市民団体が無期限ストライキに突入し、同時に周辺幹線道路を封鎖しました。封鎖期間は19日間におよびその間同市内からの移動が不可能になりました。その後、政府側との交渉の末、ストライキは解除されました。2014年3月、同市とコチャバンバ間の道路封鎖を行っていた鉱山労働者と、道路封鎖を解除しようとした警官隊が衝突し62人の死傷者が発生しました。また、2015年7月から8月にかけて、同市において、市民団体がボリビア政府に対し大型公共投資等の26項目の要求を掲げ、同市市街地における道路封鎖等の抗議行動を行いました。政府と市民団体が交渉した結果、1ヶ月近く続いた道路封鎖は解除されましたが、依然として市民団体が要求している問題は解決していないことから、今後もストライキや道路封鎖等が発生する可能性があるので十分注意してください。
(6)ベニ県
 2010年にベニ県グアヤラメリンにおいて、フランス人旅行者が行方不明となり、後日死体で発見されました。現地の警察は麻薬密輸関係の事件に巻き込まれて殺害されたとみて容疑者を逮捕しましたが、その後現在に至るまで捜査は進んでいません。ベニ県はブラジルと国境を接していることから、密輸や犯罪が多発しており、渡航の際には十分注意が必要です。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は上記情勢及び下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、日本国外務省、在ボリビア日本国大使館、在サンタクルス領事事務所、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。防犯対策などの詳細については、安全対策基礎データを参照してください。
 現地に3か月以上滞在する方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在ボリビア日本国大使館又は在サンタクルス領事事務所に「在留届」を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はボリビアを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届の届出は、在留届電子届システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。また、郵送、FAXによっても届出を行うことができますので、在ボリビア日本国大使館又は在サンタクルス領事事務所まで送付してください。
 なお、在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など)についても、現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして、2014年7月1日より、外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録された方は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので、ぜひ活用してください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 政府や議会に対する抗議のため、各都市を結ぶ幹線道路が道路封鎖によりしばしば遮断されることがあるので、陸路での長距離移動の際には、道路封鎖等に関する交通情報の入手に努め、余裕のある旅行計画を立てるようにしてください。また、道路封鎖やデモ活動が行われた場合、活動が激化して小競り合いに発展したり、参加団体によっては小型ダイナマイトを投げつけたりすることがあるため、現場には決して近づかないでください。
イ 麻薬密輸や組織犯罪の取り締まり活動の一環として、サンタクルスを中心にボリビア全土でバスターミナルやホテル、県境等で移民局及び警察(いずれも制服を着用)による身分証明書及び滞在資格の確認が行われています。不法滞在者や身分証明書を所持していない者は、一時的に拘束された上、罰金の支払いを命じられるので、旅券等の身分証明書(場合によってはコピー)を必ず携行するようにしてください。また、麻薬密輸に巻き込まれないために、特に見知らぬ人からは荷物を預からないでください。
(2)旅行者向けの注意事項
ア ボリビアは観光インフラの整備が不十分であり、ドライバーの交通法規遵守、ツアーガイドの育成や教育が徹底されていないため、速度超過や飲酒運転によるバスやミニバスの事故が頻繁に発生し、多数の死傷者が出ています。ウユニ塩湖の観光については、2008年に日本人5人を含む14人が死傷する交通事故が発生しました。同地の観光は四輪駆動車によるものが主流ですが、1万2千平方キロメートルの広大な塩湖内には給油所が設けられていないため、簡易なポリタンクに予備のガソリンを積んでおり、また、塩湖内で食事をとるための調理用ガスボンベを積載することもあるので、万一交通事故等が発生した場合の被害が甚大になる可能性があります。国内を移動する場合やツアーに参加する場合は安価な料金を提供するバス会社やツアー会社及び夜間の利用を避け、信頼できるバス会社を選んで日中に移動してください。飲酒運転による死亡事故や車両の整備不良が原因となる事故が頻繁に発生しているため、万一、バスの運転手から酒の匂いがしたり、車体が古く整備されたりしていないような場合は乗車しないでください。
イ 12月から3月にかけては雨季となり、雨の影響で地盤が緩んで崖崩れ等が発生しやすくなるため、陸路の移動には危険が伴います。ボリビアでは例年豪雨により各地で甚大な被害が発生し、バスの転落・横転事故も多数発生しているので、最新の交通情報の入手に努め、無理な移動は避けてください。
ウ 夜間や人通りの少ない場所での単独行動はなるべく避け、見知らぬ者に声をかけられた場合は犯罪の兆候と考え、相手にせずに足早に通り過ぎるようにしてください。また、深夜又は早朝に発着するような長距離バスの利用は避けてください。ラパス市内のバス発着所付近には、胸に名札のある緑色の制服を着用した観光警察官が警備に当たっているので、どのタクシーが安全かアドバイスを求めることをお勧めします。ボリビア各地のバス発着所や観光地においては、首絞め強盗や偽警察官による犯罪が報告されているので、十分注意してください。
エ ボリビア各地でケチャップかけ強盗、スリ及び置き引き等の被害が報告されています。話しかけられたりしたほんの一瞬、荷物から注意をそらした隙に盗難被害に遭うケースが増加しているので、自分の荷物からは決して目を離さない、周囲に不審人物がいないか常に確認する、夜間や人通りの少ない場所での行動は避ける等の防犯対策を怠らないようにしてください。
オ ボリビアにおいては、交通事故に遭っても加害者側からの補償は期待できません。また、ボリビア国内の医療施設は十分でなく、怪我や病気の程度によっては、ボリビア国内で十分な治療ができず、周辺国への緊急移送が必要となる可能性もあります。更に、観光地のウユニ塩湖は海抜約3,800mに位置し、高山病を発症する危険性がありますが、ウユニ市には設備の整った病院がなく、医療事情が整った都市までの航空機は毎日数便と限られている上,陸路は数時間から十数時間を要するため、高山病を発症した際にウユニ市の病院から低地のサンタクルス市まで航空機で緊急移送した事例や死亡した事例もあり、いずれの場合も高額な移送費用及び治療費を請求されました。ついては、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めします。
カ ユンガス地方に向かう未舗装の旧道(通称:デスロード)を利用した自転車の山下りツアーが主催されています。同ツアーは、十分な安全確保がなされていないことに加え、狭く岩の多い悪路の片側はガードレールすらない断崖絶壁であることから、2011年の日本人参加者の死亡を含め、毎年、死傷者が多数出ており、大変危険です。同ツアーには絶対に参加しないことを強くお勧めします。また、ルレナバケ市等においてジャングルツアーが実施されていますが、川や泥の中の寄生虫や細菌により、同ツアーに参加した日本人が感染症にかかり、入院した事例がありますので、十分注意してください。
キ 市場で購入した生野菜や果物、レストランで出された生野菜のサラダを食べた後、サルモネラ菌に感染し、発熱、下痢、嘔吐等を発症したり、食中毒になるケースが多数報告されています。よく水で洗ったとしても、水自体が不衛生な場合も多いので、皮をむいて食べるバナナ等を除いた果物や生野菜は食べないようにしてください。
ク 偽札が相当程度流通していますので、両替をする際、路上両替商は利用せずに、銀行や両替所を利用してください。
(3)滞在者向けの注意事項
ア ラパス市では、急激な社会情勢の悪化により、ガソリン、家庭用プロパンガス、食料及び水等の供給が停止することがあるため、日頃から備蓄に心掛けてください。また、空き巣による被害が増加しているほか、比較的治安が良いと言われている南部地区においても窃盗・強盗事件が発生しているため、防犯対策を怠らないようにしてください。
イ ラパス市、サンタクルス市等の主要都市及びその周辺地域では、窃盗、空き巣、置き引き、スリといった犯罪の発生件数が増加しているほか、最近では銃器を使用した強盗殺人事件が発生しているため、防犯対策を怠らないようにしてください。また、自動車強盗(停車中あるいは走行中に突然前方を塞がれ、けん銃等で武装した強盗に襲われる)が多発しているため、注意してください。
ウ ラパス市やサンタクルス市では、路上駐車中に自動車の部品が盗難に遭う事件が発生しているので、路上駐車は避け、門扉のある建物敷地内の駐車場又は有料駐車場を利用するようお勧めします。
エ 雨季には、報道や最新の気象情報及び道路情報を入手し、水害被害に備えてください。また、雨の影響で、蚊が媒介するデング熱、ネズミが媒介するレプトスピラウイルス及びハンタウイルス等が流行する可能性があります。蚊に刺されないようにしたり、野生動物との接触を避けたりする等、必要な予防措置を心掛けてください。

4.なお、隣国のペルー、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンには、別途それぞれ「危険情報」が発出されていますので留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)3678
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館等連絡先)
○在ボリビア日本国大使館
住所:Calle Rosendo Gutierrez No.497, esq. Sanchez Lima,La Paz, Bolivia
電話:(市外局番02)241-9110~3
 国外からは(国番号591)-2-241-4110~3
FAX:(市外局番02)241-1919
 国外からは(国番号591)-2-241-1919
ホームページ:http://www.bo.emb-japan.go.jp/index-ja.htm
○在サンタクルス領事事務所
住所:Calle Saavedra No.314, Esquina Cochabamba, Santa-Cruz, Bolivia
電話:(市外局番03)333-1329
 国外からは(国番号591)-3-333-1329
FAX :(市外局番03)335-1022
 国外からは(国番号591)-3-335-1022