情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2015年05月10日に失効しました。

感染症危険情報の発出(ギニア、リベリア、シエラレオネ)

2014年08月08日

関係国地図

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《渡航者向け》
「不要不急の渡航は延期してください。一旦入国しても,商業便の運航停止などにより,出国できなくなる可能性があることに留意してください。」

《在留邦人向け》
「商業便の運航停止などにより,出国できなくなる可能性及び現地で十分な医療が受けられなくなる可能性があります。これらを踏まえ,早めの退避を検討してください。」
「帰国に際しては,経由地及び日本国内の空港等で停留される可能性がありますので留意してください。」


※感染者数等についての最新情報は、「感染症広域情報」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfo.asp#widearea )でご確認ください。

1.エボラ出血熱の発生状況
 ギニア、リベリア、シエラレオネにおいて、エボラ出血熱の感染者数が大幅に拡大しています。WHOの発表では、8月4日時点の感染者数は累計で、死亡者932人を含む1,711人(感染確定:1,070人、可能性例:436人、疑い例:205人。ナイジェリアの可能性例2人、疑い例7人を含む)となっています。今後も感染の拡大の可能性が指摘されており、一部国際フライトの運行停止がなされる中、移動の制限や様々な規制措置が強化される可能性があります。感染の状況等は以下のとおりですが、エボラウイルス感染の不安から、社会情勢がさらに不安定化するおそれもあります。
(1)ギニアでは、2014年3月エボラ出血熱が確認されました。WHOによれば、8月4日現在、495人が感染(疑い例含む)、うち363人が死亡しています。首都コナクリ、ボッファ県、テリメレ県、ダボラ県、クルーサ県、キシドゥグ県ではエボラ出血熱の感染者が確認されており、フリア県、デブレカ県では疑い例が報告されています。
(2)リベリアでは、8月4日現在、516人が感染(疑い例含む)、うち282人が死亡しています。ギニアで発生したエボラ出血熱の蔓延に伴い、サーリーフ大統領は7月27日に、エボラ出血熱拡大防止措置を発表し、主要な入国ポイント以外全ての国境の閉鎖、出国および入国者に対する検査の徹底等の措置を発表し、また、同30日にも追加の措置を発表し、いくつかのコミュニティーが隔離されることが検討されていることを明らかにしました。さらに8月6日には、90日間の非常事態宣言が発出されました。
エボラ出血熱は、ボミ県、ボン県、ロファ県、マルギビ県、モンテセラード県(首都モンロビア所在)及びニンバ県で感染者が確認されています。首都モンロビアにEVLA病院及びJFK病院、ロファ県にフォヤ・ボーマ病院、ボン県にエボラ出血熱治療ユニットが設置されており、エボラ出血熱患者が収容されているので、これらの施設付近への訪問等は避けてください。
(3)シエラレオネでは、8月4日現在、691人が感染(疑い例含む)、うち286人が死亡しています。エボラ出血熱のシエラレオネでの蔓延に伴い、7月30日、シエラレオネのコロマ大統領は非常事態宣言を発出し、人の動きを制限するなどの措置を打ち出しました。これにより、感染が深刻な地域の隔離や集会の禁止、ルンギ空港の検疫強化がおこなわれました。
 5月以降、カイラフン県、カンビア県、ボートロコ県、ケネマ県、ボ県および西県(首都フリータウンを含む)で感染者が確認されています。シエラレオネでは、カイラフン県とケネマ県にエボラ出血治療センター(Ebola Emergency Operations Center/EOC)としてIsolation Unitsが設置されており、エボラ出血熱患者が収容されているので、これら施設付近への訪問等は避けてください。

2.国際保健機関(WHO)による発表
 このようなエボラ出血熱の感染状況を踏まえ、WHOは、6日及び7日に緊急委員会会合を開催し、同会合の結果として、今回の西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対し、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、Public Health Emergency of International Concern)」を発表しました。

3.つきましては、ギニア、リベリア及びシエラレオネへの不要不急の渡航は延期してください。一旦入国しても、商業便の運航停止などにより、出国できなくなる可能性があることに留意してください。また、これらの国に滞在中の方は、すでに流行地域への航空便が一部運行停止となっており、今後さらに出国手段が限られる可能性があること、また現地においては十分な医療体制が確保されていないことを踏まえ、同国からの早めの退避を検討してください。
(1)感染症対策として、以下の点に留意してください。
 エボラ出血熱は、エボラウイルスが引き起こす、致死率が非常に高い極めて危険な感染症です。
 患者の血液、分泌物、排泄物などに直接触れた際、皮膚の傷口などからウイルスが侵入することで感染します。感染の拡大は、家族や医療従事者が患者を看護する際、あるいは葬儀の際に遺体に接する際に引き起こされることが報告されています。
 予防のためのワクチンは存在せず、治療は対症療法のみとなります。潜伏期間は2日から21日(通常は7日程度)で、発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・食欲不振などに始まり、嘔吐・下痢・腹痛などの症状があります。更に悪化すると、皮膚や口腔・鼻腔・消化管など全身に出血傾向がみられ、死に至ります。
 エボラウイルスの感染力は必ずしも強くないため、アルコール消毒や石けんなどを使用した十分な手洗いを行うとともに、エボラ出血熱の患者(疑い含む)・遺体・血液・嘔吐物・体液に、直接触れないようにすることが重要です。
(2)やむを得ず、ギニアに渡航・滞在する場合には、日本国外務省、在ギニア日本国大使館、現地関係機関等よりの最新情報の入手に努めつつ、上記の事項に十分留意して危険を避けるようにしてください。リベリアおよびシエラレオネには、日本国大使館が設置されていないこともあり、事件・事故等が発生した場合の迅速な対応が非常に困難ですので、留意してください。万一、事件等に巻き込まれた場合には、両国を兼轄する在ガーナ日本国大使館に連絡してください。

4.日本への帰国の際の留意点等
 エボラ出血熱は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において、一類感染症に指定されています。今後、空港などでの検査が強化され、必要に応じ、隔離、停留、または保健所の健康監視下等におかれる場合がありますので、帰国の際には、到着時の検疫所の指示に従ってください。
 なお、帰国時に、発熱・悪寒・頭痛などの症状がある場合には、検疫所の健康相談にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください)。

(参考情報)
 ○厚生労働省検疫所/FORTH:「西アフリカでエボラ出血熱が発生しています」
 http://www.forth.go.jp/news/2014/04231037.html
 ○国際保健機構(WHO):Ebola virus Desease(英文)
 http://www.who.int/csr/disease/ebola/en/

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
        (携帯版)  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

(現地大使館連絡先)
 ○在ギニア日本国大使館
  住所:Ambassade du Japon en Guinee, Landreah Port, Corniche Nord,
     Commune de Dixinn, Conakry, Republique de Guinee.
     郵便物宛先:B.P.895, Conakry, Republique de Guinee.
  電話:628-6838-38~41
     国外からは(国番号224)628-6838-38~41
  FAX:(衛星電話コード870)782-500-815(インマルサット)
  ホームページ:http://www.gn.emb-japan.go.jp/j/
 ○在ガーナ日本国大使館(リベリア及びシエラレオネを管轄)
  住所:Fifth Avenue, West Cantonments Accra, Ghana
  電話:(市外局番030)2765060,2765061
     国外からは(国番号233)30-2765060,2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
     国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:http://www.gh.emb-japan.go.jp/j/