ペルー | Peru

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2016年01月29日に失効しました。

ペルーに対する海外安全情報(危険情報)の発出

2013年04月16日

関係国地図

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●以下の地域:「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」(継続)
・フニン州東部      ・ワンカベリカ州北部   ・クスコ州西部
・アヤクチョ州北部    ・ワヌコ州北部       ・ウカヤリ州西部
・サン・ティン州南部
●以下の地域:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)
・ワンカベリカ州中部  ・アプリマック州北西部  ・ワヌコ州北西部
・アンカシュ州北部   ・ラ・リベルタッド州東部  ・クスコ州北部
・フニン州北部      ・パスコ州東部       ・アヤクチョ州北中部
・アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地帯
●以下の地域:「レベル1:十分注意してください。」(継続)
・リマ州リマ市(首都)及びカリャオ憲法特別市
・パスコ州西部    ・フニン州西部       ・ワンカベリカ州東部及び中部
・アヤクチョ州中部  ・アプリマック州北部   ・ウカヤリ州西部の一部
・ワヌコ州南部    ・ラ・リベルタッド州東部  ・アンカシュ州北部の一部
・サン・マルティン州北部    ・カハマルカ州北部及び中部
・ピウラ州東部    ・ロレト州西部、北部及びコロンビアとの国境地帯
・リマ州南部      ・イカ州北部
 なお、主要な観光地(クスコ,マチュピチュ,ナスカ,プノ,アレキパ,トゥルヒーヨ等)には現在危険情報は発出されていません。


☆詳細については、以下の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)かつてはセンデロ・ルミノソ(SL)等のテロ組織が全国で猛威を振るいましたが,近年は過激なテロ事件は大きく減少し,テロ組織の活動地域も次第に一部山岳地帯に限定されるようになりました。しかし最近でも,同地域で散発的にテロ事件や誘拐事件が発生しています。なお,フニン州,ワンカベリカ州,クスコ州,アヤクチョ州,ワヌコ州,ウカヤリ州及びサン・マルティン州の一部をなす7郡及び10町に対し,現在も非常事態宣言が発出されており,国軍等治安機関によるSLの追跡・掃討作戦が行われています。

(2)主要な観光地(クスコ,マチュピチュ,プノ,ナスカ等の中心部や周辺遺跡)では,最近,一般人や旅行者に対する脅威となるようなテロ・誘拐事件の発生は確認されていませんが,外国人観光客を対象としたスリ・ひったくりなどの一般犯罪が頻発しています。

(3)首都のリマ市では,観光地を訪れる外国人をターゲットとしたスリ,ひったくり,置き引き等による被害が発生しています。

2.地域情勢
(1)フニン州東部(ワンカヨ郡サント・ドミンゴ・デ・アコバンバ町,パリアワンカ町,コンセプシオン郡アンダマルカ町・コマス町,サティポ郡),ワンカベリカ州北部(タヤカハ郡),クスコ州西部(ラ・コンベンシオン郡キンビリ町,ピチャリ町,ビルカバンバ町),アヤクチョ州北部(ワンタ郡,ラ・マル郡),ワヌコ州北部(ワマリエス郡モンソン町,レオンシオ・プラド郡,マラニョン郡チョロン町),ウカヤリ州西部(パドレ・アバッド郡),サン・マルティン州南部(トカチェ郡)
 :「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」
 上記の地域においては,引き続きテロ事件の発生等がみられるほか,麻薬栽培地域があり,同地域に立ち入れば,不測の事態に巻き込まれるおそれがあります。SLのメンバー等が活動しているとされる上記7州内の7郡及び9町に対し非常事態宣言の発出が継続され,国軍等治安機関によるSLのメンバー等の掃討作戦が行われています。非常事態宣言地域に立ち入ると掃討作戦等に巻き込まれる可能性が十分ありますので,これら地域への渡航はどのような目的であれ,止めてください。
 2012年にこれらの地域で発生したテロ事案等は以下のとおりです。

ア 4月12日,クスコ州ラ・コンベンシオン郡ビルカバンバ町において,SLに誘拐されたカミセア天然ガスパイプライン建設会社従業員の救出のために出動中の警察ヘリコプターがSLに襲撃され,パイロット補佐の女性大尉1名が死亡,パイロットを含む3名が負傷しました。その数時間後にも,部隊搬送中の陸軍ヘリコプターが襲撃され,銃撃を受けた軍人33名が死亡しました。

イ 6月17日,ワンカベリカ州タヤカハ郡ワチョコルパにおいて,ワチョコルパ対テロ基地をSLが襲撃し,銃弾を受けた兵士1名が重傷を負いました。

ウ 7月4日,アヤクチョ州ワンタ郡カナイレ地区の第42陸軍テロ対策基地をSLが襲撃し,兵士1名が死亡,2名が負傷しました。

エ 8月4日,アヤクチョ州ラ・マル郡チュンギにおいて,第43対テロ基地所属の軍兵士をSLが銃撃し,兵士1名が重傷を負いました。

オ 8月12日,フニン州サティポ郡パンゴア町において,マサンガロ隊テロ基地をSLが襲撃し,兵士1名が死亡しました。さらに,同月15日,陸軍のパトロール部隊がSLに襲撃され,銃撃戦となり,兵士5名が死亡,5名が負傷しました。
 
(2)ワンカベリカ州中部(ワンカベリカ郡,アコバンバ郡,チュルカンパ郡),アプリマック州北西部(チンチェロス郡),ワヌコ州北西部(ワマリエス郡内のモンソン町を除く地域,ワカイバンバ郡,マラニョン郡内のチョロン町を除く地域),アンカシュ州北部(パリャスカ郡),ラ・リベルタッド州東部(パタス郡),クスコ州北部(ラ・コンベンシオン郡北東部(ピチャリ町・キンビリ町・ビルカバンバ町を除く)),フニン州北部(チャンチャマヨ郡),パスコ州東部(オクサパンパ郡),アヤクチョ州北中部(ワマンガ郡キヌア町)
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
 上記の地域においては,かつてテロ活動が盛んに行われていたため,テロ組織のメンバーが存在する可能性が十分あります。これらの地域に立ち入れば,襲撃,誘拐事件といった不測の事態に巻き込まれるおそれがあります。

 実際に,2012年4月9日,クスコ州ラ・コンベンシオン郡エチャラテ町ケパシアト地区のカミセア天然ガスプロジェクトの宿泊施設に,SLの武装グループ約40名が侵入し,宿泊中のペルー人従業員36人が連れ去られる事件が発生しました。4月10日以降現在まで,エチャラテ町には非常事態宣言が発令されています。

 つきましては,これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。

(3)アマソナス州コンドル山脈のエクアドルとの国境地域
 :「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
 上記の地域においては,1998年にペルー・エクアドル両国間の国境紛争が解決した後も,地雷や不発弾が埋まっている場所があり,かつ,その場所も不明確で危険なので,主要な道路を除いて,同地域への不要不急の立ち入りは止めてください。

(4)リマ州リマ市(首都)及びカヤオ憲法特別市
 :「レベル1:十分注意してください。」
 首都リマ市においては,貧困地域を中心に一般犯罪が多発しています。特に家屋に侵入しての強盗・窃盗事件,車両強盗や若者集団によるひったくり,金銭目当てのいわゆる短時間誘拐が多く発生しています。また,政府関連施設が集中するリマ市の中心部では,政府への要求を掲げた各種団体によるデモ・抗議行動・集会等が頻繁に行われているので,渡航・滞在する方は,このような情勢に留意し,安全確保に十分注意してください。
 リマ国際空港(ホルヘ・チャベス空港)があるカヤオ憲法特別市においては,同空港からリマ市に向かう幹線道路で車両を狙った強盗事件などが発生しており,またその道中には犯罪発生率の高い歓楽街等もあるため,十分な注意が必要です。特に,国際線発着便の多い深夜は特に気を付けてください。

(5)パスコ州西部(パスコ郡),フニン州西部(ワンカヨ郡内のサントドミンゴ・デ・アコバンバ町,パリアワンカ町を除く地域,コンセプシオン郡内のアンダマルカ町,コマス町を除く地域,ハウハ郡,フニン郡,タルマ郡,チュパカ郡),ワンカベリカ州東部及び中部(アンガラエス郡,カストロビレイナ郡),アヤクチョ州中部(ワマンガ郡内のキヌア町を除く地域),アプリマック州北部(アンダワイラス郡,アバンカイ郡),ウカヤリ州西部の一部(コロネル・ポルティリョ郡内のウカヤリ川以西の地域),ワヌコ州南部(ワヌコ郡,アンボ郡,ドス・デ・マヨ郡,パチテア郡,プエルト・インカ郡),ラ・リベルタッド州東部(ボリバル郡,フルカン郡,サンチェス・カリオン郡,サンティアゴ・デ・チュコ郡,オトゥスコ郡),アンカシュ州北部の一部(コロンゴ郡、シワス郡),サン・マルティン州北部(モヨバンバ郡,ベリャビスタ郡,エル・ドラド郡,ワリャガ郡,ラマス郡,マリスカル・カセレス郡,ピコタ郡,サン・ティン郡,リオハ郡),カハマルカ州北部(ハエン郡,サン・イグナシオ郡),ピウラ州東部(ワンカバンバ郡,アヤバカ郡),ロレト州西部・北部及びコロンビアとの国境地帯(アルト・アマソナス郡内のマラニョン川以南の地域,マイナス郡,マリスカル・ラモン・カスティリャ郡内のコロンビアとの国境地帯)
 :「レベル1:十分注意してください。」
 上記の地域においては,重大なテロ事件は発生していませんが,テロ組織のメンバーが存在する可能性は否定できません。これらの地域に渡航・滞在する方は,安全確保に十分注意するとともに,最新のテロ・治安情報を入手するよう努めてください。

(6)カハマルカ州中部(サンタ・クルス郡)
 :「レベル1:十分注意してください。」
 上記の地域においては,鉱山周辺住民等によるデモが頻発しています。上記地域に渡航・滞在する方は,安全確保に十分注意してください。

(7)リマ州南部(カニェテ郡),イカ州北部(チンチャ郡、ピスコ郡)
 :「レベル1:十分注意してください。」
 上記の地域においては,2007年,大地震が発生し,多数の死傷者等の被害が出ました。現在も復興・救済活動が継続されています。同地域に渡航・滞在予定の方は,最新情報の入手に努め,十分注意してください。

3.滞在に当たっての注意
 滞在中は,下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。詳細は「安全対策基礎データ」を御覧ください。また,外務省,在ペルー日本国大使館,現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。

(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 都市部における貧困街や地方における山岳地域,密林地域の奥地へ立ち入ることは控えてください。

イ 外出中は,身の周りの安全に注意し,もしも不測の事態が起きた場合は,ホテルなど安全が確保できる場所で,事態が収まるまで待機してください。

ウ 夜間におけるひったくりや強盗等の犯罪は,高級住宅街、商業地域でも発生しているので,夜間の外出は控え,昼間であっても努めて単独行動は避けるようにしてください。

エ 最近,無線LANが利用できる飲食店においてパソコン等の電子機器を狙ったグループ強盗による被害が発生しています。その他パソコンを狙ったひったくりや強盗も多発生しています。パソコンは目立たないように携行するとともに,滞在先でパソコン等を使用する際は,人目につく場所での使用を避け,努めてホテル等警備員が配置された安全な場所で使用してください。

オ 国内の長距離バスは,整備不良車両・改造車両の使用,運転手の居眠り・無謀な運転・飲酒が原因で事故が頻発しています。また,特に深夜,車内で強盗・置き引き被害が散見されます。長距離を移動する際は,信用のおける航空便会社を使利用するか,やむを得ずバスを利用する場合には,十分信用のおけるバス会社を利用し,夜間移動は避け日中の移動に限ってください。

カ 誘拐から自分自身と家族の安全を守る心構えとして,「目立たない」,「用心を怠らない」,「行動を予知されない」の安全の三原則を念頭に,日常における予防を忘れないでください。また,「目立つ服装は避ける」,「外出や帰宅時に,不審者や不審車両が見あたらないかチェックする」等の注意が必要です。 (詳細はホームページhttp://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してください)。

(2)観光旅行者向けの注意事項
ア リマ国際空港(ホルヘ・チャベス空港)からリマ市内へ向かう際には,流しのタクシーは運転手による強盗等が発生しているのでなるべく利用を避け,到着ターミナル内にデスクを構えるタクシー会社など信頼のおけるタクシーを選ぶようお勧めします。見知らぬ人から親切なことを言われても,相手の要求や勧めに安易に応じないようにしてください。

イ ペルーの通貨(ソル)に不慣れな旅行者等が街頭の両替商等で両替をした際,偽ソル紙幣を掴まされた例が報告されているので,同通貨に不慣れな場合は,銀行や空港内に店舗を構える信頼のおける両替商を利用するようお勧めします。

ウ 主要な観光地(クスコ,ナスカ,イカ,プノ,アレキパ,トルヒーヨ等の中心部や周辺遺跡)では,現在のところ一般旅行者にとって脅威となるようなテロ事件などは発生していませんが,外国人観光客を対象にした強盗が発生しているので,日没後から早朝までの外出はなるべく避け,日中であっても団体行動をとるようにし,地元民しか近づかないような場所には行かない等,十分注意して行動してください。また,デモ,抗議行動,集会及びそれに伴う空港,鉄道,道路の封鎖(石を並べたりタイヤを燃やす等の行為)は,主要観光地やその周辺においても行われる場合があるので,騒ぎに巻き込まれないよう十分注意してください。なお,ナスカの観光飛行ツアーについては,2008年にセスナ機の事故(フランス人の死亡及び邦人等が緊急着陸した事故等)が発生し,2010年2月及び10月にも小型飛行機が墜落して外国人観光客を含む乗客が死亡する事故が発生しています。飛行ツアーに参加する際には,料金の安さではなく,信頼のおける会社を選んでください。

エ ペルー国内においては,飛行機と並ぶ移動手段として長距離バスによる移動が一般的ですが,速度の出し過ぎ等交通マナーの悪さ,業者間の過当競争,整備不良等に起因する事故に加えて,長距離バスを狙った強盗も発生しているので,航空路線がある場所への移動は飛行機の利用をお勧めします。また,長距離バスを利用する際は大手の信頼のおけるバス会社を選ぶとともに,夜行便は極力避けるようお勧めします。

オ クスコ,プノ等標高3,000mを越える高地では,高山病にかかる旅行者がおり,過去には死亡に至ったケースもありるので,クスコ,プノ,マチュピチュ等の高地を訪れる際は,高山病についての正しい基礎知識を持つこと及び余裕のある日程を組むようお勧めします。なお,高山病予防薬としてはダイアモックス(アセタゾラミド)がありますが,使用に際しては医師に相談するようお勧めします。

(3)長期滞在者向けの注意事項
ア 現地に3か月以上滞在する方は,緊急時の連絡などに必要なので,到着後遅滞なく在ペルー日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はペルーを去るとき(一時的な旅行を除く)は,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届の届出は在留届電子届出システム(ORRネット、(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また,郵送,FAXによっても行うことができるので,在ペルー日本国大使館まで送付してください。

イ 自宅や職場の周辺で不測の事態が起きた場合は,在ペルー日本国大使館に連絡してください。

ウ 根拠のない噂に惑わされて動揺することのないようにしてください。

4.なお,隣国のコロンビア,エクアドル,ブラジル,ボリビアにもそれぞれ「危険情報」が発出されているので,こちらにも留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
     http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在ペルー日本国大使館
 住所:Avenida San Felipe 356, Jesus Maria, Lima, Peru
    (Apartado No. 3708)
 電話:(市外局番01)219-9500
    国外からは(国番号51)-1-219-9500
 FAX :(市外局番01)463-0302
    国外からは(国番号51)-1-463-0302
 ホームページ: http://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html