ヨルダン | Jordan

情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2013年05月29日に失効しました。

ヨルダンに対する渡航情報(危険情報)の発出

2012年04月17日

関係国地図

中東地図へ

●全土:「十分注意してください。」(継続)

1.概況
(1)ヨルダンの治安状況はおおむね安定していますが、2005年には、ヨルダン南部のアカバで米軍輸送艦及びイスラエルのエイラート空港を標的としたミサイル発射事件が発生したほか、首都アンマンにある3か所のホテルがほぼ同時に爆破され、60人が死亡、100人以上が負傷する自爆テロ事件が発生しました。また、2007年には、北部の都市イルビッドでヨルダン治安当局が、アル・カーイダ関係者を含む指名手配中の容疑者らを逮捕・射殺する事案も報告されています。
(2)隣国イラク、シリアの治安情勢が不安定であり、特にシリア南部の都市ダラア(ヨルダンとの国境付近)において反政府デモと治安部隊との衝突が激化していることから、同国境付近では十分な注意が必要です。シリアは全土を対象に、イラクは一部地域を除いて「退避勧告」が発出されており、在シリア日本国大使館は2012年3月21日をもって、一時閉館し、在ヨルダン日本国大使館内に臨時事務所を設けています。
(3)ヨルダン国内のデモについては、アンマン、カラク、イルビッド、タフィーレ、サルト、マダバ、アカバなどを中心として毎週金曜日の礼拝後(12:45頃)を中心に小規模なデモ・集会等が発生しています。デモに遭遇した場合はすぐにその場を離れてください。また,デモ行進実施中は,交通渋滞も予想されますのでご留意ください。

2.地域情勢
  全土:「十分注意してください。」
(1)2005年8月、ヨルダン南部のアカバで、米軍輸送艦及びイスラエルのエイラート空港を標的としたミサイル発射事件が発生しました。これに続き、同年11月には、首都アンマンのラディソンSAS、グランド・ハイヤット、デイズ・インの3つのホテルで多数の死傷者を出す自爆テロ事件が発生しました。
事件後、ザルカーウィー(ヨルダン出身)率いる「イラク聖戦アル・カーイダ」がアラブ系ウェブサイトに犯行声明を出し、ヨルダン人に対して、政府関連施設や外国公館、欧米権益や欧米人が利用する観光ホテルなどに近寄らないよう警告し、ヨルダンにおけるテロを継続する意思を表明しました。その後(2006年6月)、米軍とイラク治安部隊との合同作戦によりザルカーウィーは死亡しましたが、同人傘下のテロリストグループの大幅な活動低下には至っていないとみられています。
(2)2007年1月、北部の都市イルビッドにおいて、治安当局がアル・カーイダ関係者を含む指名手配中の容疑者を逮捕しようとした際に銃器による抵抗を受け、銃撃戦の末、容疑者1人を射殺し、他の1人を逮捕しました。また、現場からは大量の銃器や弾薬などが押収されました。
(3)2008年7月、北部の都市イルビッドにおいて、13人のメンバーからなるテロ組織が教会を襲撃し、火炎瓶数個を教会の敷地内に投げ込む事件が発生しました。その中の1人は下記(4)の事件の犯人であり、その他12人については既に全員逮捕されています。
(4)2008年7月、アンマン市内ダウンタウンのローマ円形劇場付近において、パレスチナ難民の青年がバスに乗車しようとした者に向け無差別に発砲し、レバノン人4人、アラブ系イスラエル人1人及びヨルダン人運転手1人の計6人が負傷する事件がありました。犯人は発砲後逃走しましたが、警察に追跡されている際に自殺を図り、死亡しました。
(5)2010年1月、アンマンからイスラエルへ向かう途中に所在するナウール町の幹線道路で、在ヨルダン・イスラエル大使館の車両を狙った爆破未遂事件が起きました。爆発物は幹線道路脇に仕掛けられていましたが,車両が通過した数分後に爆発した模様であり,負傷者はいませんでした。
(6)2010年4月及び8月、ロケット弾数発がヨルダン南部の都市アカバに着弾しました。4月の着弾では負傷者はいませんでしたが、8月の着弾の際にはアカバ市内のインターコンチネンタルホテル前に停車中の車両に命中し、1人が死亡、5人が負傷しました。

 つきましては、ヨルダンへ渡航・滞在される方は上記情勢に留意し、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう十分な注意が必要です。

3.滞在に当たっての注意
滞在中は、下記事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在ヨルダン日本国大使館、現地関係機関等により最新情報を入手するように努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
(イ)常に周囲に気を配り、不審物や着衣、挙動が不審に思える者に注意を払うようにしてください。
(ロ)空港でのチェックイン時はセキュリティチェック等で混雑しますので、時間に余裕をもって空港に向かうよう心掛けてください。
(ハ)留守宅には必ず旅行日程を残すとともに、定期的に連絡先を知らせるようにしてください。また、旅行時には在ヨルダン日本国大使館の連絡先を必ず携行し、ヨルダン滞在中に不測の事態に遭遇した場合には、家族等のほか、同大使館へも連絡してください。
(ニ)一部のタクシー運転手による女性客への嫌がらせが時々発生していますので、特に女性はタクシーの単独乗車をできるだけ避けるようにしてください。また、込み合うバスへの乗車時にも気をつけてください。
(ホ)首都アンマン市内の繁華街や住宅街(シュメサーニ、スウェフィーヤ、ウム・ゼイナ地区等)では、車を使ったひったくり被害が発生しています。これらの事件は、主に女性をターゲットとしたグループによる犯行で、大通りから離れた人通りの少ない路地で多く発生しています。ひったくられた際に引きずられて大怪我をするケースもありますので、バッグ等のたすき掛けは避け、なるべく左側を歩行し、車道側でバッグ等を持たないよう心掛けてください。また,パソコンバッグを狙ったひったくりも発生していますのでご注意ください。
(ヘ)現在までのところ、シリアとイラクの国境付近での具体的な事件の発生はありませんが、国境付近はヨルダン治安当局によって警戒が強化されていることから、これらの地域への訪問は避けるようお勧めします。

(2)長期滞在者向けの注意事項
 ヨルダン滞在中の方々は、前述の地域情勢を念頭に置き、下記事項に十分留意してください。また外務省、在ヨルダン日本国大使館及び現地関係機関等による最新情報を入手するよう努めてください。
(イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですので、到着後遅滞なく在ヨルダン日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所、電話番号等届出事項に変更が生じたとき又はヨルダンから去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届は、在留届電子届出システム(ORRネット、http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また、郵送、FAXによっても行うことができますので、大使館まで送付してください。
(ロ)2008年以降、邦人宅において空き巣被害が数多く報告されています。常時施錠の確認、貴重品の分散保管、自宅付近の不審者への注意、自身の日程を軽々しく口外しないこと、防犯器具の設置等、空き巣対策の徹底に努めてください。
(ハ)日頃より不測の事態に備えて食料、飲料水を準備しておくとともに、パスポート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておくようお勧めします。

4.隣国のシリア、イラク、サウジアラビア、イスラエル及び西岸には別途危険情報が発出されています(シリア及びイラクは「退避勧告」)ので、そちらにもご留意ください。

(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
             http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
○在ヨルダン日本国大使館
 住所:Between 5th and 6th Circles, Foeg Halezon Street, Basin No.21 North Abdoun, Amman, The Hashemite Kingdom of Jordan(P.O.Box 2835, Amman, 11181 Jordan)
 電話:(市外局番06)5932005、5930428
   国外からは(国番号962)6-5932005、5930428
FAX:(市外局番06)5931006、5922176
   国外からは(国番号962)6-5931006、5922176
 ホームページ:http://www.jordan.emb-japan.go.jp/index_j.htm